T2ファージは、大腸菌に感染するバクテリオファージの一種です。「T2ファージとは何か」を知りたい人向けに、基本的な構造と、1952年のハーシー・チェイスの実験との関係をまとめます。後半では、この記事に登場する紙模型についても紹介します。

T2ファージとは
ファージは細菌に感染するウイルスの総称です。T2ファージは大腸菌を宿主とし、タンパク質でできた殻と、遺伝情報を収めたDNAを持ちます。動物や植物に感染するウイルスとは異なり、細菌を相手にするウイルスです。
ハーシー・チェイスの実験で使われた理由
1952年、アルフレッド・ハーシーとマーサ・チェイスはT2ファージを使い、ウイルスのタンパク質とDNAのどちらが子孫へ受け継がれる情報を担うのかを調べました。標識したDNAとタンパク質が感染後にどう振る舞うかを比較した実験は、DNAが遺伝物質であることを示す重要な研究として知られています。
詳しい実験内容は、原著論文Independent Functions of Viral Protein and Nucleic Acid in Growth of Bacteriophageで確認できます。
紙模型で見るT2ファージ
この記事の写真は、SOIL-SHOP生物教材製作所が作った紙模型です。頭部、尾部、脚の形を紙で組み立て、吊るして展示できるようにした作品です。模型は構造をイメージするための教材で、実物の寸法や表面構造をそのまま再現した顕微鏡写真ではありません。

紙模型の型紙は、SOIL-SHOP生物教材製作所の案内をご覧ください。以前掲載していた型紙には頭部の形に誤りがあるとの指摘がありました。模型や型紙は、科学的な構造そのものと区別してご覧ください。
この形が気になったら、ゲームでも
立体の姿が気になったら、僕が作った「バーチャルバトラー」もどうぞ。T2スナイパーなど4機から選ぶ、1対1の創作バトルです。まずはCPU同士の観戦から試せます。
まとめ
T2ファージは大腸菌に感染するウイルスで、DNAとタンパク質の役割を調べたハーシー・チェイスの実験にも使われました。紙模型はその姿を立体で想像するための教材です。模型の細部と、実際のファージの構造は分けて見ると理解しやすくなります。






