MobileCLIでCodexやClaude Codeをスマホから動かす方法。何ができるかを整理

MobileCLIでCodexやClaude Codeをスマホから動かす方法。何ができるかを整理

MobileCLIは、PCで動いているCodexやClaude Codeを、スマホから見たり承認したりできるツールです。
「スマホだけで開発する」というより、PC側で動いているCLI作業を、外出先やソファから見守る道具と考えるとわかりやすいです。

XでAlexander Kniggeさんが紹介していた投稿を見て、これはAI CLIを使っている人にはかなり便利そうだと思いました。
Branchさんも、Claudeのリモート操作、tmux、iOSアプリの組み合わせが生産性に効いたと投稿していました。

この記事では、MobileCLIで何ができるのか。
どう使うのか。
どこに注意すればいいのかを、公式情報をもとに整理します。

MobileCLIはPCのAI CLIをスマホで見る道具

MobileCLI公式サイトでは、Claude Code、Gemini CLI、Codex、OpenCodeのセッションをスマホにストリーミングできると説明されています。
PC側で軽いデーモンを動かし、その出力をスマホアプリに送る仕組みです。

つまり、作業の本体はPC側にあります。
スマホは、画面を見る、入力する、承認する、セッションを切り替えるための操作端末です。

たとえば、こんな使い方です。

  • PCでCodexを動かしておく
  • iPhoneで進み具合を見る
  • 承認待ちが来たらスマホから許可する
  • 外出先ではTailscale経由でつなぐ
  • 必要ならスマホから新しいCLIセッションを始める

これなら、AIが長めの作業をしている間、ずっとPCの前に座っていなくてもよくなります。

できること

公式サイトとApp Storeの説明を見ると、主な機能はこのあたりです。

機能 Codex、Claude Code、Gemini CLI、OpenCodeなどのターミナルセッションをスマホで見る
承認 ツール実行や確認待ちをスマホから承認できる
通知 AI CLIが入力待ちになったときに通知を受け取れる
接続 同じLAN内ではQRコードで接続。外出先ではTailscaleが推奨されている
ファイル操作 Proではファイル閲覧、編集、検索、添付アップロードができる

App Storeの説明では、無料で1台接続、ターミナルセッション、コマンド入力、通知が使えるとされています。
Proでは、ファイルブラウザ、ファイル編集、添付アップロードが使えるようです。

使い方は3ステップ

基本の流れはかなりシンプルです。

1. PCにMobileCLIを入れる

公式サイトでは、次のインストール方法が案内されています。

curl -fsSL https://mobilecli.app/install.sh | bash

Rustの環境がある人向けには、Cargoで入れる方法も書かれています。

cargo install mobilecli

2. PC側でMobileCLIを起動する

PCのターミナルでMobileCLIを起動します。

mobilecli

公式サイトの表示例では、ローカルIP、QRコード、WebSocket接続先が出ます。
スマホアプリでQRコードを読むと、PCとスマホがつながります。

3. CodexやClaude Codeのセッションを見る

あとは、PC側でCodexやClaude Codeを動かします。
MobileCLIは、対応するCLIセッションをスマホ側に表示します。

公式サイトでは、Claude Code、Gemini CLI、Codex、OpenCodeが対象として挙げられています。
App Storeの説明でも、Codex、Claude Code、Gemini CLI、OpenCode、通常のシェルをスマホから始められるとされています。

外出先で使うならTailscaleが前提になりそう

同じWi-Fi内なら、QRコードで接続できます。
外出先から使う場合は、公式サイトではTailscaleの利用が推奨されています。

ここは大事です。
MobileCLIは「クラウドに預けるサービス」ではなく、PCとスマホを直接つなぐ発想です。
公式サイトでも、クラウドリレーなし、アカウント不要、コードは第三者サーバーを通らないと説明されています。

そのぶん、外から安全につなぐには、TailscaleのようなVPNを使うのが自然です。
ポートを雑に開ける使い方は避けたいです。

何が便利なのか

一番便利そうなのは、AI CLIの「待ち時間」をスマホで扱えるところです。

CodexやClaude Codeを使っていると、作業の途中で止まることがあります。

  • このファイルを編集していいか
  • コマンドを実行していいか
  • 追加で確認したいことがある
  • テストが終わった
  • エラーで止まった

このたびにPCへ戻るのは面倒です。
MobileCLIなら、通知を受けて、そのままスマホで返せます。

店にいるときでも、移動中でも、PCで走らせたAI作業の様子を見られる。
Xの返信で出ていた「店にいるときにスマホからCodexと話せるの?」という疑問には、かなり近い答えになります。

ただし、正確には「スマホ上でCodexが単独で動く」のではありません。
PC側で動いているCodexやClaude Codeに、スマホから入る形です。

できないこと、注意すること

まず、現時点の公式FAQでは、モバイルアプリはiOS版がApp Storeで提供中。Androidはまだ、ロードマップ上と説明されています。
Androidユーザーは、すぐ同じ形で使えるとは限りません。

次に、ファイル操作は強い権限です。
Pro機能では、ファイル閲覧、編集、作成、リネーム、移動、削除、アップロードができるとApp Storeに書かれています。
便利ですが、スマホから本番ファイルや大事な設定を触れるという意味でもあります。

使うなら、最初はこのくらいに絞るのがよさそうです。

  • まずは閲覧と承認だけで試す
  • 本番サーバーではなくローカルPCで試す
  • Tailscaleなど安全な経路を使う
  • 重要な作業はGitで差分を見てから進める
  • ファイル削除や移動はスマホから雑にやらない

AI CLIは便利ですが、リモート操作できる範囲が広いほど、ミスの影響も広がります。
ここはテンションだけで入れない方がいいです。

私ならこう使う

私なら、最初はCodexやClaude Codeの「見守り用」として使います。

たとえば、PCで記事の調査やコード修正を走らせる。
そのまま少し席を離れる。
スマホに通知が来たら、確認して承認する。
終わったら差分だけPCで見る。

この使い方なら、スマホで全部やろうとしなくて済みます。
PCの作業力はそのまま使い、待ち時間だけスマホに逃がせます。

AI CLIは、手を動かしている時間より、待っている時間と確認している時間が地味に多いです。
MobileCLIは、そこをうまく短くしてくれる道具だと思いました。

参照元

attrip

attrip

考えたことを、記事・AI・音楽に変えて発信しています。

盆栽、音楽、ブログ運営、日々の試行錯誤について書いています。

2010年から発信中

コメントを残す