Codex CLIの /goal は、長い作業を「終わるまで進める」ための機能です。
単なる計画モードではありません。
達成すべき目標をスレッドに固定します。Codexは、その目標に向かって作業を続けます。
たとえば、こう使います。
/goal この記事を調査、下書き、アイキャッチ作成、公開確認まで完了する
これでCodexは「いま何を終わらせるべきか」を見失いにくくなります。
/goal は完了条件を固定する機能
/goal は、Codex CLI 0.128.0で追加された新機能です。
OpenAIのリリースでは、/goal workflowとして説明されています。
作成、一時停止、再開、解除に対応しています。
できることは、主に次の5つです。
/goal <目標>
/goal
/goal pause
/goal resume
/goal clear
/goal <目標> で目標を設定します。 /goal だけ打つと、現在の目標や状態を確認できます。
pause は一時停止。 resume は再開。 clear は解除です。
Plan modeとの違い
Plan modeは、作業前に方針を整理するためのものです。
/goal は、完了条件を持たせるためのものです。
違いはここです。
| 機能 | 役割 | 向いている作業 |
|---|---|---|
| Plan mode | 先に考える | 方針整理、設計、作業分解 |
| /goal | 終わりを固定する | 実装、検証、公開、長時間作業 |
今までは「まず計画を立てて、それから実行」が定石でした。
でも /goal が入ると、先に細かい計画を書かなくてもよい場面が増えます。
重要なのは、計画ではなくゴールです。
ブログ記事で使う例
ブログ運営なら、こう使えます。
/goal Codex CLIの /goal 機能について調査し、例つきで記事化し、アイキャッチを作り、公開URLを確認する
この書き方だと、Codexが見るべき完了条件ははっきりします。
- 最新情報を調べる
- 記事を書く
- アイキャッチを作る
- 公開する
- URLで表示確認する
「記事を書いて」だけだと、下書きで止まるかもしれません。
「公開URLを確認する」まで入れると、最後の確認まで作業に含まれます。
開発作業で使う例
コード修正なら、こうです。
/goal ログイン画面のエラー表示を修正し、関連テストを通し、差分を確認できる状態にする
この場合、Codexは実装だけで終わりません。
テストと差分確認までがゴールになります。
もっと本番寄りなら、こう書けます。
/goal トップページの表示崩れを原因調査から修正、本番反映、公開ページ確認まで完了する
この書き方は強いです。
「調べた」「直したつもり」で終わりにくくなります。
途中で止めたいとき
作業を止めるなら、こうです。
/goal pause
再開するなら、こうです。
/goal resume
別の目標に切り替えるなら、まず確認してから解除します。
/goal
/goal clear
長い作業では、まず /goal だけ打って状態を見るのが安全です。
目標は短く、完了条件は具体的に書く
/goal は、長く書けばよいわけではありません。
よい目標は短いです。
でも、終わり方が具体的です。
よい例です。
/goal この記事を公開し、公開URLで本文とアイキャッチを確認する
弱い例です。
/goal いい感じに記事を作る
「いい感じ」は完了条件になりません。
Codexに任せるなら、最後に何を確認するかまで書くのがコツです。
/goal で変わる作業の感覚
/goal が入ると、Codexの使い方は少し変わります。
いままでは、作業を細かく切って人間が運転していました。
これからは、目標を渡して、途中の確認を見ながら進める使い方が増えそうです。
特に効くのは、次の作業です。
- 調査から公開まである記事作成
- 修正からテストまである開発作業
- 本番反映と表示確認が必要な作業
- 長くなりやすいリファクタリング
- PRレビュー対応
短い質問には不要です。
でも「最後までやって」がある作業には、かなり合います。
まず試すならこの一文
最初に試すなら、これで十分です。
/goal この依頼を、実装、確認、結果報告まで完了する
ブログなら、こうです。
/goal この記事を下書きから公開URL確認まで完了する
開発なら、こうです。
/goal この不具合を原因調査、修正、テスト確認まで完了する
/goal は、Codexに「何を考えるか」ではなく「どこまで終わらせるか」を渡す機能です。
ここが、かなり大きいです。