Claude Codeは、コマンドを覚えなくても使えます。
普通に話しかけるだけで、コードを読んだり、修正案を出したりできます。
でも、少しだけコマンドを使うと一気に便利になります。
「見てほしいファイルを指定する」「変更差分を確認する」「前回の作業に戻る」「プロジェクトのルールを読ませる」。
このあたりが速くなります。
この記事では、Claude Code初心者が最初に覚えると楽になるコマンドだけに絞ります。
全部を暗記する必要はありません。
なお、Xで見かけるClaude Codeの投稿は便利です。
ただし、コマンド名は公式ドキュメントで確認した方が安全です。
たとえばGitHub連携は /install githubapp ではなく、公式では /install-github-app です。
コマンドは暗記ではなく作業を楽にする道具
Claude Codeは、ターミナルで使うAIコーディング支援ツールです。
Anthropic公式のClaude Code overviewでも、ターミナル上でコード作業を助けるツールとして説明されています。
ただ、最初からコマンド一覧を覚える必要はありません。
まずは、普通に頼めば大丈夫です。
このCSSの表示崩れの原因を調べて。
慣れてきたら、コマンドを少し足します。
@style.css このファイルを見て、表示崩れの原因を調べて。
これだけで、Claude Codeに「どこを見てほしいか」をはっきり伝えられます。
コマンドは、難しい操作ではありません。
Claude Codeとの会話を、少しだけ正確にするための道具です。
最初に触るならこの4つでいい
| コマンド | 役割 | 何が便利になるか | 参照元 |
|---|---|---|---|
/init |
CLAUDE.md を作る |
毎回同じ説明をしなくてよくなる | Slash commands |
/permissions |
権限を確認・変更する | どこまで任せるかを調整できる | Slash commands |
/resume |
過去のセッションを再開する | 前の作業に戻れる | Common workflows |
/clear |
会話履歴をクリアする | 話題を切り替えやすくなる | Slash commands |
最初はこれくらいで十分です。
GitHub連携を使う人だけ、あとで /install-github-app を見れば大丈夫です。
Xで /install githubapp と書かれていることがあります。
公式のGitHub Actionsドキュメントでは /install-github-app です。
記号を使うと会話が速くなる
| 操作 | 内容 | 何が便利になるか | 参照元 |
|---|---|---|---|
! |
ターミナルの命令を実行する | git diff などで変更内容をその場で確認できる |
Interactive mode |
@ |
ファイルやディレクトリを参照する | 見てほしいファイルを一発で指定できる | Common workflows |
? |
ショートカットを確認する | 忘れてもその場で確認できる | Claude Code内のヘルプ |
Ctrl+C |
入力や生成をキャンセルする | 途中で止められる | Interactive mode |
Ctrl+D |
Claude Codeを終了する | 作業を終えられる | Interactive mode |
Ctrl+R |
履歴を検索する | 前に使った良い指示を探せる | Interactive mode |
Ctrl+O |
作業ログの詳しい画面を開く | Claude Codeが使った道具や実行内容を見られる | Interactive mode |
Shift+Tab |
権限モードを切り替える | 計画だけ、承認あり、自動実行などを切り替えられる | Interactive mode |
ショートカットは、ターミナル環境やClaude Codeのバージョンで変わる可能性があります。
迷ったら、Claude Code内で ? を押して確認するのが確実です。
@ と ! だけでもかなり変わる
いちばん体感が変わるのは、@ と ! です。
@ は、ファイルを指定するときに使います。
@posts/sample.md この記事の導入を短くして。
! は、Bashコマンドを実行するときに使います。
!git diff
git diff は、変更前と変更後の差を見る命令です。
記事やコードを直したあと、「どこが変わったか」を確認できます。
この2つを使えるだけで、Claude Codeが「チャット」から「作業相手」に近づきます。
たとえば、ブログ記事ならこう使えます。
@posts/sample.md この記事の見出しだけ見て、読者が読みたい順番になっているか確認して。
WordPressテーマならこうです。
@style.css スマホ表示で崩れそうな指定を探して。
修正後はこう確認できます。
!git diff
コマンドを使うと、Claude Codeに任せる範囲がはっきりします。
だから、会話が速くなります。
わかりにくい言葉の意味
Claude Codeの記事には、ターミナルやGitの言葉が出てきます。
最初はここだけ分かれば大丈夫です。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
ターミナル |
文字でパソコンに命令を出す画面です。Claude Codeはここで動きます。 |
Bashコマンド |
ターミナルで実行する命令のことです。ここでは「パソコンに直接頼む短い命令」くらいで考えれば大丈夫です。 |
git diff |
変更前と変更後の差を見る命令です。Claude Codeが何を変えたか確認するときに使います。 |
git status |
どのファイルが変更されたかを見る命令です。中身の差までは見ません。 |
テスト |
変更しても壊れていないか確認する作業です。プロジェクトによって命令は違います。 |
Transcript viewer |
Claude Codeの作業ログを詳しく見る画面です。ツール使用や実行内容を確認できます。 |
CLAUDE.md |
Claude Codeに毎回読ませるプロジェクト用メモです。ルールや作業方針を書きます。 |
CLAUDE.mdは毎回の説明を省くために使う
Anthropic公式のMemoryドキュメントでは、プロジェクト用の CLAUDE.md は、チームで共有するプロジェクト指示として使えると説明されています。
CLAUDE.md は、難しい設定ファイルではありません。
毎回同じ説明をしなくてよくするメモです。
たとえば、ブログ用ならこれくらいで十分です。
# Project Guide
## Goal
このプロジェクトは、ブログ記事とWordPressまわりの改善を進めるためのものです。
## Rules
- 文章は短くする。
- 見出しは具体的にする。
- 外部情報を使うときは参照元リンクを入れる。
- 編集前に、どこを直すか説明する。
長くしすぎると、かえって邪魔になります。
「自分ルール」を全部入れる場所ではありません。
Claude Codeに毎回覚えておいてほしいことだけを書く。
それくらいが使いやすいです。
/resume と /clear は地味だけど便利
Claude Codeを使っていると、作業が途中で切れることがあります。
そのときに便利なのが /resume です。
過去のセッションに戻れます。
逆に、話題を変えたいときは /clear が便利です。
前の文脈を引きずらずに、新しい相談を始めやすくなります。
この2つは派手ではありません。
でも、毎日使うとかなり効きます。
まずはこの使い方から始める
初心者は、次の流れだけで十分です。
- 普通に相談する
- 見てほしいファイルがあるときは
@を使う - 差分やテストを見たいときは
!を使う - プロジェクトのルールは
/initでCLAUDE.mdに入れる - 前の作業に戻りたいときは
/resume - 話題を切り替えるときは
/clear
Claude Codeは、コマンドを知らなくても使えます。
でも、コマンドを少し使うと、できることが増えます。
ファイルを指定できる。
作業を続きから再開できる。
差分をその場で見られる。
毎回の説明を省ける。
このあたりから、Claude Codeがただのチャットではなくなります。
作業中に横にいる相手として使いやすくなります。