【無痛分娩ができる産院選び】順天堂・東大・山王・山王バースセンターを比較

投稿日と更新日

私は山王バースセンターで出産を予定しています。
この記事では、私が産院を選ぶときにチェックしたポイントと、最終的に山王バースセンターに決めた理由、お産の方法について、私の経験をお伝えします。

妊娠判明と産院予約

2018年4月13日(金)、妊娠が判明しました。このときの週数は4w1d。だいぶ早い判定です。しかし翌日には産院に電話して診察予約を取りました。妊娠する前から、もし妊娠した場合に備え産院を絞っておいたのです。

産院選びのチェックポイント

産院と一言で言っても、出産できる場所はいろいろあります。たとえば、
・産婦人科医院
・大学病院
・総合病院
・助産院   など

私の場合、36歳で妊娠判明、37歳で出産となるため、近所の産婦人科医院ではなく高齢出産のリスクを考えて、NICU併設の大学病院や総合病院を検討していました。そして、家や職場からの通いやすさを考えると千代田線沿線ということになります。また、産休に入るまでは時間休を取りながらの通院となるため、検診の待ち時間も大事なポイントとなります。

さらに!!!
私にはどうしても譲れない条件があります!それが、

無痛分娩!

出産に対する恐怖心についてはこのブログのあちこちでも触れていますが、とにかく怖い!!
なので学生時代から無痛分娩について調べ、親にも無痛で産むと宣言し、今に至っています。

とすると、必然的に病院が絞られてくるのです。

ところで無痛分娩って?

現代では無痛分娩というとそのほとんどは硬膜外麻酔を用いた分娩方法を意味するようです。
ちなみにこの無痛分娩。
現代の医療のように思われがちですが、歴史は古く、1853年にイギリスのヴィクトリア女王がクロロホルムを使った麻酔分娩を行った記録も残っており、日本では順天堂医院にて与謝野晶子が第五子を無痛分娩で産んだそうです。

そんな「無痛分娩」ですが、もう少し詳しく調べてみると、「無痛分娩」の表現の他にも「和痛分娩」「計画無痛分娩」「完全無痛分娩」といろいろな表現が散見されます。
これらの表現に定義はないようで、便宜的に使われることが多いようですが、以下のように使い分けられているようです。

・無痛分娩→硬膜外麻酔を使った分娩全般を指す。
・和痛分娩→陣痛が来てから硬膜外麻酔を用いる無痛分娩。つまり途中までは痛み有り。
・計画無痛分娩→入院・分娩日を予め決める無痛分娩。陣痛をほとんど、又は全く経験しないで済む無痛分娩で、早い段階から硬膜外麻酔を用いる。
・完全無痛分娩→計画無痛分娩と同義で用いられている印象。(私は山王の無痛分娩学級で1度だけ医師がこの表現を用いるのを聞きました。無痛分娩で有名な田中ウィメンズクリニック界隈ではこの表現を用いるのを度々目にする気がします。)

いよいよ病院を絞る

私の希望条件を優先順位でまとめると、

1.無痛分娩ができる
2.大学病院 または 総合病院
3.通いやすい千代田線沿線
4.なるべく待ち時間が少ない

という4点が見えてきました。これをもとに産院をもう一度探します。
すると、ここで大きな問題が。

私の住む東京都東部は無痛分娩ができる産院がほとんど無い。。。
やはり都心や西側など、富裕層が住むエリアに集中しています。特にNICUも併設となると東側エリアではほとんど見つけられず、千代田線沿線という条件が大事になってきます。

で、見つかったのがこちらの病院。

  • 順天堂大学医学部付属順天堂医院(新御茶ノ水)
  • 東大病院(根津・湯島)
  • 山王病院(乃木坂)
  • 山王バースセンター(乃木坂・山王病院に併設)

メリット・デメリットを比較してみた

これらの病院について、「立地・通いやすさ」「分娩方法」「無痛分娩対応時間」「病室の様子」「およその費用」「予約開始時期」を観点として整理してみました。(H30.4月時点)

【順天堂大学医学部付属順天堂医院】

「立地・通いやすさ」
○千代田線 新御茶ノ水駅 徒歩7分
○産科セミオープンシステム採用(低リスクと判断された場合、34週までは自宅近くの産院等で検診を受けることができるシステム。)
△セミオープンシステム提携医院が自宅近くにない場合、あまり意味がない。
△順天堂医院での診察は混み合う(あくまでも口コミによる情報)。

「分娩方法」
◎計画無痛分娩が可能
患者の規模に沿った分娩が可能。陣痛が来てからの無痛分娩も可能。

「無痛分娩対応時間」
◎24時間対応
万が一、誘発する前に陣痛が来てしまったとしてもすぐに無痛分娩に対応してもらえる。

「病室の様子」
○個室・2人部屋・4人部屋から選択

「およその費用」
○64〜80万円とあるが、100万近くかかることも。(使用する病室によって異なる。出産一時金は加味せず。)

「予約開始時期」
△妊娠8週以降

【東大病院】

「立地・通いやすさ」
○千代田線 根津駅・湯島駅それぞれから徒歩15分
○産科セミオープンシステム採用(24週34週までは自宅近くの産院等で検診を受けることができるシステム。)
△セミオープンシステム提携医院が自宅近くにない場合、あまり意味がない。
△東大病院での診察は混み合う(あくまでも口コミによる情報)。

「分娩方法」
○和痛分娩(計画分娩・誘発分娩)
いわゆる無痛分娩のことを、東大病院では和痛分娩と呼んでいるとのこと。
計画分娩ではあるが、陣痛をある程度経験してからの麻酔投与になる印象。

「分娩対応時間」
△24時間対応ではない
万が一、誘発する前に陣痛が来てしまった場合、自然分娩になることも。

「病室の様子」
○個室・2人部屋・4人部屋から選択

「およその費用」
○80〜100万円前後(使用する病室や麻酔の使用時間、時刻によって異なる。)

「予約開始時期」
△記述見当たらず。

【山王病院】

「立地・通いやすさ」
○千代田線 乃木坂から徒歩4分
半蔵門線 青山一丁目から徒歩4分

○完全予約制
待ち時間が少ないという口コミ多数。

「分娩方法」
○和痛分娩(計画分娩・誘発分娩)
「お産の山王」と言われるだけあり、産科に定評あり。計画分娩ではあるが、陣痛をある程度経験してから麻酔投与。
※山王バースセンターとの大きな違い

「分娩対応時間」
△24時間対応ではない。万が一、先に陣痛が来てしまった場合、自然分娩になることも。
※山王バースセンターとの大きな違い

「病室の様子」
○個室
部屋の広さや設備よってグレード・金額が異なる。山王バースセンターより豪華な部屋有り。

「およその費用」
△140万円前後(使用する病室や麻酔の使用時間、時刻によって異なる。)都内最高レベルの金額。
※山王バースセンターより10万円程高め。

「予約開始時期」
△妊娠が判明したらすぐに初診予約を入れないといっぱいになってしまう。なかなか予約が取れないことで有名。

【山王バースセンター】

「立地・通いやすさ」
○千代田線 乃木坂から徒歩4分
半蔵門線 青山一丁目から徒歩4分
山王病院隣接

○完全予約制
待ち時間が少ない。
実際に通ってみて、普通の検診なら受付から会計までだいたい1時間もあれば終わる印象。

「分娩方法」
○無痛分娩(計画分娩・誘発分娩)
「お産の山王」と言われるだけあり、産科に定評あり。計画分娩で、完全無痛に近い。
※山王病院との大きな違い

「分娩対応時間」
◎24時間対応
万が一、誘発する前に陣痛が来てしまった場合でも、すぐに対応してもらえる。
※山王病院との大きな違い

「病室の様子」
○個室
部屋の広さや設備よってグレード・金額が異なる。

「およその費用」
△130万〜140万円前後(使用する病室や麻酔の使用時間、時刻によって異なる。)都内最高レベルの金額。
※山王病院より10万円程安い印象。

「予約開始時期」
△妊娠が判明したらすぐに初診予約を入れないといっぱいになってしまう。なかなか予約が取れないことで有名。

とりあえず2つに絞る

これらを踏まえ、まず東大病院を選択肢から外しました。技術の面で大変評判のよい病院でしたが、和痛ということと、順天堂と比較して東大の方が痛みがあったという口コミが多かったのがその理由です。陣痛も経験したいけど無痛分娩を希望したい人にはぴったりな病院です。病室も綺麗だそうですよ!

次に山王病院も選択肢から外しました。やはり和痛ということと24時間対応でないことが怖がりの私には気がかりだったためです。しかし、ブランド病院御三家というだけあって、ゴージャス感はピカイチだし、医師・看護師・助産師さんまで、とにかく評判のよい人気の病院です。芸能人が多く通うのも頷けます。ゆったりとセレブな出産を希望する方にはうってつけの病院です。

順天堂?山王バースセンター?

無痛分娩といっても、細かく調べると対応時間だったり、麻酔投与のタイミングだったり、いろいろと異なるところがあることが分かりました。
そして、ここに来て不安になったのは、「もしもどこも予約が取れなかったらどうしよう」ということでした。

せっかく妊娠が実現しても、無痛分娩ができないとなるとトツキトオカどのように過ごしてよいかパニックになりそうです。これは取らぬ狸の皮算用などと言ってる場合ではありません。

私としては、金額面でも立地面でも山王バースより順天堂医院に気持ちが傾いていたのですが、何如せん順天堂の”初診予約8週以降”の文字が気になります。8週を待っている間に山王バースも埋まってしまい、さらに順天堂も何らかの理由で予約が取れなかったら大変です。。

ということで、妊娠が分かったらまず、山王バースセンターの初診を予約、受診。さらに8週に入ったら順天堂にも連絡をする作戦に決めたのでした。

そして、その直後妊娠が発覚。作戦通り、山王バースセンターに予約を入れたというわけです。

結果的には、山王バースセンターのあまりの待ち時間の少なさと対応の素晴らしさ、直前に山王バースセンターで出産した友達の話に背中を押され、順天堂には予約を入れず、こちらで出産することに決めました。

来週はいよいよ出産入院予定です。
これまでの検診も何一つ不満のない、とても気持ちの良い通院ができた山王バースセンター。
主治医の院長先生のお人柄、スタッフの方々の対応のよさにも触れ、安心して今日を迎えられてとても嬉しいです。

金額面ではちょっと贅沢しすぎな感がありますが、せっかく気に入った産院での出産なので、あとは楽しんで赤ちゃんを産みたいと思います!

ということで、私が山王バースセンターを選んだ理由でした^ ^

お役立ち情報追記

山王バースセンター 予約 は、いつすべきか?

生まれることがわかったらすぐに予約しないと予約できません。

山王バースセンターは予約取れない

生まれる事がわかったらすぐに連絡しないととれません。もし山王バースセンターで産みたいのであれば直ぐに予約すべきです。我が家はすぐに予約したので山王バースセンターで産むことができました。

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