三万円の宿泊代が二万九千円になってしまう。なぞなぞ
3人の男がホテルに入りました。
ホテルの主人が1晩3万円の部屋が空いていると言ったので、
3人は1万円ずつ割勘で払って泊まりました。
翌朝ホテルの主人は本当は部屋代が2万5千円だったと気が付き、
余計に請求してしまった分を返すようにと、ボーイに5千円渡しました。
しかし、このボーイは2千円を猫ババし、3人に千円ずつ返しました。
さて整理してみましょう。
3人の男は結局部屋代を9千円ずつ出したこととなり計2万7千円。
それにボーイがくすねた2千円をたすと2万9千円。
あとの千円はどこへ行ってしまったのでしょう?
答えと元ネタは、↓のほうにあります。
答え
×3人の男は結局部屋代を9千円ずつ出したこととなり計2万7千円。
○3人の男の最終の部屋代は8333円ずつの計2万5千円(1円省きます)
総計は[25000(8333円×3)+3000円(返金)+2000円(ねこばば)]
→1000円はどこにも行ってない。
ヒントと元ネタについて
1円はどこへ行った?
文豪・内田百閒の「特別阿房列車」という小説が元ネタです。
その中の内容は、このようになっています。
往年の名列車「はと」で東京~大阪を往復する話なのですがその帰り道、同行者の山系君が言うには
「三人で宿屋へ泊まって支払いが30円だったので一人10円づつ出して帳場へ持っていかせた」
「帳場ではサービスで5円まけてくれ、女中に5円、三人のところへ返しに行かせた」
「女中は途中で2円ごまかして3円だけ返しにきた」
「その3円を三人で分けたので一人1円づつ払い戻しがあった」
「すると一人当たりの負担は9円となる」
「9円×三人で27円、女中がごまかした2円を合計すると29円」
「最初に出したお金は30円。1円足りないじゃありませんか」
これに対して答え
まず、帳場は25円しか受け取っていません
3人は10円ずつ払ったが1円ずつお釣りをもらっているので9円ずつ支払ったことになります
9円X3人 27円 支払いました ここで2円の差額があります
つまり、女中が貰ってしまった2円です
ここで起きていることはこれだけのことです。
なのに、
9円X3人 27円 支払いました ここに女中の2円を足すからおかしなことになるわけです
足してはいけないのです だって女中は支払ってなどいないのですから。
1円はどこへ行った? – Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1211597492