Claude Coworkを使い始めると、最初の画面でいくつかわからない言葉に出会います。
「フォルダへのアクセスを許可してください」「MCPコネクターを追加する」「スキルを使う」「タスクをDispatchする」…
どれも説明を読んでもピンとこなくて、「これ、何をどこから始めればいいの?」と止まった記憶があります。
この記事では、つまずいた順番に整理してみます。
まずフォルダへのアクセスを許可する
Coworkに仕事を任せるには、まずCoworkがあなたのパソコンのどこを見ていいかを決める必要があります。
これが「フォルダへのアクセス許可」です。
初期状態では、Coworkは何も見られません。安全のための設計です。
逆に言うと、ここを設定しないとCoworkはファイルを触ることができません。
許可の手順はこうです。
- Claudeデスクトップアプリの設定を開く
- 「ファイルアクセス」または「アクセス許可」の項目を探す
- 許可するフォルダを選んで追加する
ポイントは、全部を許可しないことです。
「とりあえず全フォルダOKにしよう」と思いたくなりますが、最初は「仕事に使うフォルダだけ」に絞るのがおすすめです。
パスワードや個人情報が入っているフォルダは、触らせないほうが安心です。
MCPコネクターとは何か
「MCP」という言葉も最初は謎でした。
正式には Model Context Protocol といって、Claudeと外部サービスをつなぐしくみのことです。
難しく聞こえますが、要するに「CoworkからSlackを操作できるようにする」「Google Driveにアクセスできるようにする」ための橋渡し設定です。
たとえばこういうことができるようになります。
- Slackのメッセージを読んで、返信を下書きしてもらう
- Google Driveのファイルを開いて、内容をまとめてもらう
- カレンダーの予定を見て、週次報告の下書きを作ってもらう
Coworkは賢いAIですが、設定なしでは外部サービスの情報は見えません。
MCPコネクターを追加することで、初めてそこにアクセスできるようになります。
追加の手順(ざっくり)
- Claudeアプリの設定から「コネクター」または「MCP」の項目を開く
- 使いたいサービス(Slack、Google Drive など)を選ぶ
- そのサービスのアカウントで認証する
一度つなぐと、「SlackのDMを3件要約して」といった指示が通るようになります。
スキル(Skill)とは何か
スキルは、Coworkが使える「専門の能力セット」のようなものです。
たとえばこんなスキルがあります。
- ブラウザ操作スキル:ウェブページを開いて情報を取ってくる
- ファイル操作スキル:指定のフォルダにファイルを保存する
- メール・カレンダースキル:メールを読んで整理する
スキルを有効にしておくことで、Coworkはその範囲内で自律的に動けるようになります。
逆に、スキルが無効だと「やり方は知っているけど、やれない」状態になります。
最初は「何を有効にすればいいか分からない」と思うかもしれません。
そのときは、自分が一番よくやる繰り返し作業を1つ思い浮かべて、それに必要なスキルだけを有効にするのが最初の一歩としておすすめです。
タスクをDispatch(投げる)という考え方
Dispatchというのは、「Coworkにタスクを割り当てて実行させる」ことです。
チャットとの違いをひとことで言うと、チャットは会話、Dispatchは依頼です。
チャットでは「〇〇を教えて」と聞いて答えをもらいます。
Dispatchでは「〇〇をやっておいて」と指示して、Coworkが実際に動いて結果を返します。
たとえばこう使います。
- 「このフォルダの中のPDFを全部読んで、タイトルと要約を一覧にして」
- 「来週の月曜日に送るメールの下書きをSlackから引っ張って作って」
- 「毎朝9時にニュースを3本ピックアップしてまとめておいて」
ポイントは「何を」「どうして」「どこに出して」を具体的に書くことです。
曖昧な指示だとCoworkも迷います。依頼書を書く感覚で使うと、うまくいきやすいです。
始めたばかりでつまずいたこと・解決策
正直に書きます。最初に詰まったのはこの3つでした。
「アクセス許可したのに、ファイルが見つからないと言われる」
原因は、許可したフォルダのパス(場所の住所)が正しくなかったことでした。
フォルダを直接ドラッグ&ドロップで追加すると間違いが減ります。
「MCPコネクターを追加しようとしたら認証でエラーが出た」
多くの場合、ブラウザのポップアップがブロックされていました。
認証時はポップアップを許可する設定を確認するとうまくいきました。
「Dispatchしたのに何も動かない」
スキルが無効になっていたことが原因でした。
タスクを投げる前に、必要なスキルが有効になっているか確認する習慣をつけると解決します。
まとめ
- フォルダへのアクセス許可は「必要な場所だけ」絞って設定する
- MCPコネクターはCoworkと外部サービスをつなぐ橋渡し設定
- スキルはCoworkの「できること」を有効にするスイッチ
- Dispatchはチャットではなく依頼——具体的に書くほど動きが安定する
設定がひとつひとつ増えていくと、最初より格段に便利になります。
焦らず、使いたい場面から少しずつ整えていくのが長続きするコツだと思います。