ゴールドスークで買い物をしたいと真剣に思っている人には結構大事な内容だと思います。長くなりますが、最後までお付き合い頂けたら嬉しいです。
ドバイで金 のブレスレット 値段をどうやって調べたらいいの?とかどうやってドバイで金を変えばお得に買えるかをきじにしています。

ゴールドスークで金を購入!再チャレンジ
前回は金のレートがチェックできず、しかもあまりのギラギラさにお店に入るのを躊躇われてたのですが、今回はレートもバッチリ!買い方も予習して、気合十分!!準備万端でいざ出陣です!!!
オールドスークからゴールドスークへの行き方(おさらい)

オールドスーク近くのアブラ乗り場から乗船し、クリークの対岸へ渡ります。木が所々朽ちていて石油の匂いがプンプンするこのアブラに乗るのは本当ワクワクします!背中合わせに座るのも1ディルハムで乗れるのも楽しい!船長さんが足で運転するのも必見です!
ゴールドスークに到着!
到着するやいなやレートを頭に叩き込んで、iPhoneの計算機機能をオンにしてあちこちのお店を廻ります。
【金のレート(2016年12月29日)】
Kt | AED | JPY(概算) |
24k | 139.25 | 4,873.75 |
22k | 130.75 | 4,576.25 |
21k | 124.75 | 4,366.25 |
18k | 107.00 | 3,745.00 |
※JPYはこのとき約31.9でしたが、PLUSのATMを利用した際の手数料込みで35.0で計算しています。ちなみに羽田空港のみずほ銀行ではもう少し高かったです。

カラットの話
kはカラットで、金の含有量を表し、ダイヤモンドなどのカラットとは別です。24kは100%(正確にはほぼ)という意味で、価値はもちろん高くなりますが、金の特性として伸びやすい(柔らかい)ため、装飾品には不向きとなります。
そして日本人は色の薄い18kを好む傾向にありますが、中東の人たちは濃い色の22kや21kを好むようです。
今回はせっかく中東に来たのだし、私も色の濃いゴールドのネックレスが欲しいなぁと思っていました。
金の価格の決まり方
前にも書きましたが、金のレートは基本的にどこの国も大差はありませんが、ドバイは金が安いと言われる所以はその加工賃とマージンの安さにあります。そして何と言ってもこの国はduty free!!(観光税とホテル税は除く。)
なので、装飾の細かさはあまり関係なく、基本的には、
✳︎その日の金のレート(Gold Rt.)×重さ(Gr.Wt.)+加工賃等(Making)=商品の価格(Amount)
となります。
なお、加工賃等(Making)は1g当たりの計算らしく、正確にはMaking/gとなり、金の量が増えればそれだけ加工賃等も上がる仕組みになっています。
金を購入するのに重要なのは加工賃!!!
つまり、加工賃によって値段が上がったり下がったりし、逆に言えば、ここをうまく交渉できるかによって買い値が変わってくるということです。
私見に過ぎませんが、あちこちの店を回ってみて、金の価格の10%代なら相当お得、30%を超えるようならまだ値引き交渉をする価値あり、20%代ならまずまずという感じがしました。
デザインの細かさも全く関係ないというわけではないと思うので、あくまでも目安です。
そして。
何よりも大切なのは、買う側も売る側もお互いに気持ちよく取り引きできることだと思います。これはテキスタイルスークでもスパイススークでも同じことが言えますね。
ところで、安心できるドバイのお店とは?
ガイドブックに載っているお店も良いのでしょうが、私たちは敢えて値引きを最初から売りにするお店はなるべく避け、客引きをしてこないような強気なお店を廻りました。また、アバヤやブルカといった民族衣装を着ているドバイ人がじっくり品定めしているお店を選んで品物を見せてもらうようにしました。
例えば私たちが浅草で買い物をするときに、マネキンにおかしな着物の着せ方をした外国人向けのお店には絶対に入りません。
ゴールドスークの金は政府によって保証された品質の物だそうですが、石の品質が粗悪品だったり、値段設定に問題があったりするお店も中にはあるようなので、やはり要注意だと思います。私が見たお店には、CHANELやエルメスのデザインをパクったものを得意げに勧めてくるお店もありました。
模倣品、ダメ!絶対!!
せっかくの買い物です。なるべく信頼できるお店で気持ちよく買い物したいものですね。
ドバイで金を購入するのに難点なのは実はデザイン?!
さて、価格の検討の付け方も分かってきたし、あとは気に入ったデザインを探すだけです!
ところが!!!!
こちらの人達が身に付けているアクセサリーを見ると、とにかくド派手!特にネックレスやブレスレットはインパクト大です。濃い色のゴールドな上に、チェーンが太い!ペンダントトップもゴテゴテのブリンブリン!!!
店先のショーケースにも、石油王とかファラオとかが身に付けていそうなデザインばかりが並んでいます。

現地の人やインド系の人たちが濃いゴールドを身に付けた様子はなんとも格好よくて憧れるのですが、私たちが付けるとなると結構浮いちゃうかも?
日本人が好みそうな繊細で華奢なデザインを見付けるのは、ここドバイでは至難の技のようです。中東に来たんだし、敢えてブリンブリンを選ぶというのも手かもしれませんが、私はそこまでの勇気も無く。。(当然、目方も大きくなりますしね…。)
相当歩き回ってシンプルなデザインのネックレスを探しましたが、やはり見付けることはできませんでした。
ならばピアスで探そう!
本当はネックレスが欲しかったので、勢い勇んでお金も多めに下ろしておいたのですが、2時間以上歩き回って、結局ネックレスは断念することに。この頃にはオットは疲れ果ててベンチに座り込んじゃっていました。
ならば1人で探すしかない!!
夕刻も近づき、眩いまでのゴールドたちがますます怪しく光ります。
あーーー!!!!!!
どーーーーしても何かが欲しい!!!!
何でもいいからとにかく欲しいーーー!!!
シフトチェンジしてピアスなどはどうでしょう?
耳たぶがちぎれそうなブリンブリンも多いのですが、ピアスやイヤリングの類いはシンプルなものもちらほら見かけます。
気になったお店にいくつか入って見せてもらうと、相場的に値段も手頃!
あとは納得のいく一品を探すのみ。
“あのー、シンプルだけど、ちょっと豪華で、しかもアラビックなテイストのearringsはありますか?”
ひっどい注文だと分かりつつ、いろんなお店で聞いて廻りました。
店員さんたちはみんなとてもいい人で、ちんちくりんな東洋人がトンチンカンなこと言ってるなぁと不思議そうな顔をしながらも一緒懸命探してくれます。
そして!!!!
見付けました♡♡♡

シンプルで繊細だけど、ちょっと豪華でアラビックな細工がされているピアス!!!
こういうのを探していたのよー!!!
これなら日本で身に付けてもいい感じになりそうです!
いよいよ値段交渉
まずはカラットと金の重さを確認。
ちなみにこのピアス、21kで4.750gでした。
↓
私:
まずは金だけの価格を計算。
124.75(21kのこの日のレート)×4.750g=AED592.5625(金としての価格)
なるほど。
“How much is this?”
↓
お店の人:
“AED800”
↓
交渉開始!
私:
“Mmm…Could you give me a discount? Please!”
↓
お店の人:
電卓を渡し、とりあえず叩いてみろと。。
↓
私:
加工賃等を15%で計算
124.75×1.15×4.75≒AED680
どうかしら?
↓
お店の人:
“No!No!No! AED780!”
↓
私:
“No!No!No! AED700!”
↓
お店の人:
クビになっちゃう!の身振り。
“AED780!”
↓
変わってないし。
↓
私:
AED720!
↓
お店の人:
AED750!
↓
私、悩む。
↓
お店の人:
AED740!!
↓
O.k!Then, I ll take this one!!
ということで交渉成立!!
なかなか好みのデザインがない中でやっと気に入った物だったので、当初の提示価格からはADE60ほどの割引でしたが、大満足の買い物です^ ^
そもそも割引額や割引率は提示価格によるものなので、考えてもあまり意味がありませんしね!
後はサインをし、お金を払って、商品を受け取るだけ。
記念に写真もお願いしちゃいました!
せっかくだしね!

買ったお店はこちら。

良いものを楽しく買うことができました!すごーく嬉しい!!
ゴールドスークでのお買い物は、すごくいい思い出になりました!
後日談
今回の買い物、あとで計算してみたところ、
MakingがAED31.04とあるので、
31.04÷124.75=0.24
つまり加工賃等が約24%ということになります。
うん、まずまずの買い物だったかな♡


ドバイ・ゴールドスークで買い物をする際の参考になれば幸いです!
ぜひ楽しいショッピングを!
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