山路来て何やらゆかしすみれ草

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著者

山路来て何やらゆかしすみれ草

季語:菫草

季節:春

詠年: 天和4年(1684)

菫
Photo by DANNY G on Unsplash

春の山路を辿って来て、ふと、道端にひっそりと咲く菫を見つけた。ああ、こんなところに菫がと、その可憐さにただ理屈もなく無性に心ひかれることよ。貞享2年3月、大和行脚につづく、京都から伏見をへて大津にいたる山路で詠む。

芭蕉作品集 春の季語を持つ句 -芭蕉と伊賀
http://www.ict.ne.jp/~basho/works/spring/15.html

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