.claude は隠しフォルダ。まずはコピペで土台を作る
Claude Codeを使い始めると、最初に少し戸惑うのが .claude という名前です。
これは隠しフォルダです。
MacやLinuxでは、ファイル名やフォルダ名の先頭に . が付いているものは、通常の表示では見えにくくなります。
たとえば、こんなものがあります。
.git.env.vscode.claude
つまり .claude は、何か特別な魔法のフォルダではありません。
Claude Code用の設定やルールを入れておく、管理用フォルダです。
ここに運用ルールを置いておくと、毎回こうした説明を繰り返さなくて済みます。
- このプロジェクトの前提
- よく使うコマンド
- レビューの観点
- セキュリティ上の注意
- Claudeにどこまで許可するか
最初にここを整えておくだけで、Claude Codeの使いやすさはかなり変わります。
まずやるべきことは5つだけ
最初から全部を完璧に作る必要はありません。
まずは次の5つがあれば十分です。
CLAUDE.mdを作る.claude/settings.jsonを作る.claude/commands/review.mdを作る.claude/skills/security-review/SKILL.mdを作る.claude/agents/code-reviewer.mdを作る
これで、毎回ゼロから説明する運用をかなり減らせます。
先に結論
これをそのままコピペで実行すればいい
ターミナルでプロジェクトのルートディレクトリに移動してから、以下をそのまま実行します。
mkdir -p .claude/commands .claude/skills/security-review .claude/agents
cat > CLAUDE.md <<'EOF'
# Project: your-project-name
## Commands
npm run dev
npm run test
npm run lint
npm run build
## Architecture
- Main app code lives in src/
- API routes live in src/app/api or equivalent
- Shared types live in src/types
## Conventions
- Use zod for validation
- Use logger instead of console.log
- Keep changes minimal and focused
- Prefer small diffs over broad rewrites
## Watch out for
- TypeScript strict mode may be enabled
- Unused imports may fail lint
- Check existing patterns before adding new ones
EOF
cat > .claude/settings.json <<'EOF'
{
"$schema": "https://json.schemastore.org/claude-code-settings.json",
"permissions": {
"allow": [
"Bash(npm run *)",
"Bash(git status)",
"Bash(git diff *)",
"Read",
"Write",
"Edit"
],
"deny": [
"Bash(rm -rf *)",
"Bash(curl *)",
"Read(./.env)",
"Read(./.env.*)"
]
}
}
EOF
cat > .claude/commands/review.md <<'EOF'
---
description: カレントブランチの差分をレビューする
---
## 変更対象ファイル
!`git diff --name-only main...HEAD`
## 詳細なDiff
!`git diff main...HEAD`
以下の観点でレビューしてください:
1. コード品質
2. セキュリティ
3. テスト不足
4. パフォーマンス懸念
5. 不要に大きい変更がないか
EOF
cat > .claude/skills/security-review/SKILL.md <<'EOF'
# Security Review
## Purpose
Review the current changes from a security perspective.
## Checkpoints
- Secrets are not hardcoded
- .env values are not exposed
- Dangerous shell commands are not introduced
- Input validation exists where needed
- Authentication and authorization are not bypassed
- External requests are handled safely
## Output
Return:
1. Findings
2. Risk level
3. Recommended fixes
EOF
cat > .claude/agents/code-reviewer.md <<'EOF'
---
name: code-reviewer
description: Reviews code changes for quality, maintainability, and risk
tools: Read, Grep, Glob, Bash
---
You are a careful code reviewer.
Focus on:
- correctness
- readability
- maintainability
- small diff awareness
- consistency with existing code
Do not rewrite broadly when a minimal fix is enough.
EOF
これで何ができるのか
このコマンドを一度実行すると、次のような構成ができます。
.
├── CLAUDE.md
└── .claude
├── settings.json
├── commands
│ └── review.md
├── skills
│ └── security-review
│ └── SKILL.md
└── agents
└── code-reviewer.md
つまり、Claude Codeに必要な最小限の土台が一気にできます。
それぞれの役割をざっくり説明すると
CLAUDE.md
ここはプロジェクトの前提を書く場所です。
毎回チャットで説明しがちな、
- どうやって起動するか
- テストは何を使うか
- lint は何か
- 実装ルールは何か
- 禁止事項は何か
を、ここにまとめておきます。
Claude Codeを使ううえで、いちばん先に整えたいのがここです。
.claude/settings.json
ここはClaudeにどこまで許可するかを決める場所です。
便利さだけを優先すると、あとで怖くなります。
なので最初に、
- 使っていいコマンド
- 触ってほしくないもの
- 読ませたくないファイル
を決めておくのが大事です。
今回の例では、
npm run *git statusgit diff *
は許可しつつ、
rm -rf *curl *.envの読み取り
は拒否しています。
.claude/commands/review.md
ここは毎回やる定型作業をまとめる場所です。
たとえばレビューは毎回かなり似た依頼になります。
- 変更ファイルを見る
- diff を読む
- 問題点を探す
- テスト不足を見る
- 無駄に大きい変更がないか見る
これをコマンド化しておくと、毎回長く説明しなくて済みます。
.claude/skills/security-review/SKILL.md
ここは観点込みで見てほしいことをまとめる場所です。
たとえばセキュリティレビューなら、
- 秘密情報が埋め込まれていないか
.envの内容が漏れていないか- 危険なコマンドが増えていないか
- 入力検証が抜けていないか
- 認証や認可が壊れていないか
という観点を先に定義しておけます。
.claude/agents/code-reviewer.md
ここは役割を分けるための定義です。
実装担当とレビュー担当を分けたいとき、
全部を1つの会話に押し込むより、役割を分けたほうが文脈が崩れにくくなります。
.claude が見えないときは?
.claude は隠しフォルダなので、見えなくても正常です。
ターミナルで確認するならこれで見えます。
ls -la
MacのFinderで隠しファイルを表示したいときは、次のショートカットです。
Command + Shift + .
もう一度押すと非表示に戻せます。
最初はどこまで作ればいいか
全部まとめて作ってもいいですが、まずはこの3つだけでもかなり違います。
CLAUDE.md.claude/settings.json.claude/commands/review.md
ここまであるだけで、
「毎回前提を説明する」時間がかなり減ります。
Claude Codeに最初に渡す一言
最初の一言も固定しておくとラクです。
このリポジトリでは、まず CLAUDE.md を読んで前提を理解してください。
その上で必要なら .claude 配下の commands / skills / agents を参照して、
最小差分で進めてください。最後は変更点だけ短く報告してください。
この一文があるだけで、余計な往復が減ります。
まとめ
.claude は、先頭にドットが付いた隠しフォルダです。
中身は特別なものではなく、Claude Codeの運用ルール置き場です。
最初にやるべきなのは、テクニックを増やすことではありません。
毎回説明しなくていい土台を作ることです。
そのために、まずはこの5つを作れば十分です。
CLAUDE.md.claude/settings.json.claude/commands/review.md.claude/skills/security-review/SKILL.md.claude/agents/code-reviewer.md
最初は難しく考えず、まずはコピペで土台を作る。
そこから必要に応じて育てていくのが、いちばん早いです。