※平均値は公開調査・ベンダー実績からの概算。業種やオファー内容で振れ幅あり。

どう使い分けるか

1. フェーズ1：オンボーディング最適化
   • 重点KPI＝開封率・ブロック率
   • 目標：開封70 %↑／ブロック10 %↓
   • 施策：バブル3つ以内＋ユーザー名差し込み＋重い画像禁止
2. フェーズ2：エンゲージ拡大
   • 重点KPI＝クリック率・特典利用率
   • 目標：クリック30 %↑／特典利用率 業種平均＋30 %
   • 施策：価値⤴オファー（即時使えるクーポン）＋1CTA集中
3. フェーズ3：収益化
   • 重点KPI＝初回CVR／LTV（長期指標）
   • 目標：初回CVR 業種平均＋20 %
   • 施策：翌日CTAで期限付きオファー → 購入タグに連動ステップ配信

運用ルール（シンプルに）

1. KPIは“週次”で見る
   • ウェルカムは配信数が多いほど母数が取れる。週次で傾向を判断。
2. 改善サイクルは2指標ずつ
   • 例：①まずブロック率→開封率、②次にクリック率→特典利用率。
   • 全部同時は迷走。
3. A/Bは1変数だけ変える
   • 文面 or 画像 or 配信タイミングのいずれか。
4. 数字が目標値を超えた指標は“維持”に切り替え
   • 他指標へリソース集中。

よくある質問

• Q：業界平均がわからない場合？
  → 初月は 自社平均＋20 % を目標に置き、3ヵ月でベンチマークを作る。
• Q：LINE公式で見られない“特典利用率”は？
  → クーポンIDやコンバージョンAPIで計測。難しい場合は「クーポン表示数」を代替指標に設定。
• Q：LTVはどう測る？
  → 友だち追加から90日間の総粗利 ÷ 友だち追加数で簡易推定。ウェルカムシナリオを変更したら90日後に比較。

まとめ

1. 追うべきは5指標：開封・クリック・ブロック・特典利用・初回CV。
2. 目標ライン：開封70 %、クリック30 %、ブロック10 %、特典利用8-10 %、初回CV5 %（業種補正）。
3. 段階別にKPIを絞ることで、迷わず改善サイクルを回せる。

これが、LINEウェルカムメッセージを“数字で運用”する最短ルートだ。