冬休みの旅行の思い出が、思っていた以上に多かった。
多かったというより、濃すぎた、が近い。
写真や動画は山ほどあるのに、それを切り抜いてソーシャルメディア用の形に整える気にはなれなかった。
普段の生活とかけ離れていて、どの一時間を切り取っても貴重だった。
「ここがハイライト」と言い切れる瞬間がない。
全部が同じ重さで、同じくらい大事だった。
だから急いでブログにしようとしても、どうしても手が止まる。
あの時間は素材じゃなくて、まだ体の中に沈んでいる感覚だった。
情報に変換するには、近すぎた。
それなら、一日に二十分くらいでいい。
思い出せたことを、思い出せた順に、ゆっくり文字にしていく。
そう考えたら、不思議と気が楽になった。
書くことが作業じゃなくなって、もう一度その時間に触り直す行為になる。
楽しかった時間を消費するんじゃなくて、少しずつ味わい直す感じだ。
きっと、何も起きていないように見える文章になる。
でも、それでいい。
この冬休みは、全部を説明しなくても確かにここに残っている。
そんな何気ないブログを、これから少しずつ書いていこうと思う。
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