進みやすいのに制限に当たる理由は、モデルの良し悪しだけではなかった
僕は最初、Codexで GPT-5.4 を使っていて、正直かなり作業が進みやすいと感じていた。OpenAI公式でも、GPT-5.4 は Codex で「最も能力が高く、ほとんどの作業で推奨されるモデル」と案内されている。複雑な仕事向けのモデルで、長い文脈や多段の作業にも強い。
でも、そこで一つ問題が出た。
「進みやすい。でも使用制限に当たるのが早い気がする。」
最初は単純に、「GPT-5.4 は高性能だから、そのぶん消費もかなり重いのでは」と考えていた。
するとGPT-5.4がこう返してきた。
「そこは、数字だけで見ると少し違います。Codexの料金ガイドでは、平均的なローカルタスクの消費は GPT-5.4 が約7 credits、GPT-5.3-Codex が約5 credits です。差はあるけれど、“極端に重い” と言い切るほどではありません。」
この時点で、僕の中にズレが生まれた。体感ではかなり早く制限に近づくのに、平均値だけ見るとそこまで大差がない。
そこで僕は聞き返した。
「じゃあ、なんでこんなに早く苦しくなるんだろう。」
するとGPT-5.4は、まず Fast mode を疑った。OpenAI公式では、Fast mode は GPT-5.4 で使え、速度が1.5倍になる代わりに credits を2倍消費する と明記されている。ここを見落とすと、体感と数字がズレやすい。
僕は「ああ、Fast mode にしていたかもしれない」と思った。
でも実際に画面を確認すると、Speed は Standard にチェックが入っていた。つまり、Fast mode は使っていなかった。ここで仮説が一つ消えた。原因は別にあるとわかった。
するとGPT-5.4は話を切り替えた。
「この場合は、単価よりも使い方の重さを見たほうがいいです。」
GPT-5.4 は複雑なプロフェッショナル作業向けで、長いコンテキストや多段のワークフローに向く。逆に言えば、同じ “1回の依頼” に見えても、設計相談から実装、修正、確認まで同じ流れで長く回していると、実消費は平均値より上に振れやすい。
ここで僕は少し納得した。
たしかに自分は、ひとつの会話の中で「原因調査」「方針相談」「修正」「再修正」まで一気にやりがちだ。出力結果全体を見せたり、長いログを貼ったり、複数ファイルの話をまとめて投げたりもする。これなら、平均消費の数字より重く感じるのは自然だ。
次に話題は プランモード に移った。
僕はこの機能もよくわかっていなかった。するとGPT-5.4は、「プランモードは、いきなりコードを触る前に、複数ステップの計画を先に出すためのモードです」と説明した。OpenAI のコマンド一覧でも /plan-mode は multi-step planning の切り替えとして案内されている。
この説明を聞いて、僕はすぐにデザイン修正のことを思い出した。
デザイン修正は、一見すると「padding を少し直す」だけに見える。けれど実際には、余白、文字サイズ、見出し、SP表示、既存パーツとの整合まで論点が広がりやすい。ひとつ直すと別の箇所が崩れることも多い。だから、こういう仕事は プランモードONのほうが相性がいい と感じた。
するとGPT-5.4は、かなり実務的に整理してきた。
「1ファイルで対象が明確な修正はOFFでいいです。文言変更や色変更のような単発作業ですね。
ただし、複数ファイルにまたがる変更、レイアウト調整、原因がまだ曖昧な崩れ、設計を含む修正はONのほうが安全です。」
この整理はかなり腑に落ちた。プランモードは常時ONにするものではなく、複雑な仕事だけに使う のが正しい。
ここまで話して、ようやく全体像が見えた。
Codexで困るとき、つい「どのモデルが一番いいか」という話に寄りやすい。けれど実際には、それだけでは足りない。モデル選択、Speed設定、プランモード、タスクの切り方。この4つをまとめて見ないと、体感と制限のズレは解けない。
今回の結論を、僕とGPT-5.4の会話で一番短く言い直すならこうだ
僕「GPT-5.4は進みやすい。でも制限にも当たりやすい気がする。」
GPT-5.4「それはありえます。ただし原因は“モデルが重いから”だけではありません。」
僕「Fast modeかと思ったけど違った。」
GPT-5.4「では、長い文脈と重い往復、そしてタスクの切り方を疑うべきです。」
僕「じゃあ、どう運用するのがいい?」
GPT-5.4「難しい仕事だけ plan mode を使い、単発修正は軽く回す。それが一番安定します。」
この話を踏まえて、今の自分なりの運用ルールはかなりシンプルになった。
GPT-5.4 は、設計、切り分け、難所突破に使う。
細かい反復や明確な修正は、軽いモードで回す。
デザインのように注意点が多い修正は、plan mode をONにする。
Codexで消耗しやすい人は、たぶんモデル性能の問題だけを見すぎている。
でも本当は、どこで考えさせ、どこで手を動かさせるか の設計のほうが重要だ。
GPT-5.4と話してみて、そこが一番はっきりした。
気がつくと一日中やっている
でも、そこは本質をちゃんと考える時間を作って依頼しないと本来依頼しなくても良いことを依頼してしまったりあとで修正することになりそれで時間がかかったりする。
本質やどの視点で考えないといけないのかよく見定めてから依頼しないと
だた自分がロボットみたいないなってしまうから気をつけよう。