このきれいを考える 時間のきれいとは? 時間のきれいは、変わらない物より、変化した跡に現れることがあります。色あせ、すり減り、季節、一瞬で消える光は、戻らないことを感じさせます。 身近にある時間のきれい 長く触られて丸くなった角季節の終わりに枯れた葉すぐ消えてしまう夕空の色 考えるための問い 失われていくものを、私たちはなぜきれいだと感じるのか。 別の入口から考える 素材のきれい光のきれい自然と生命のきれい このきれいを考える 素材のきれいとは? 素材のきれいは、色や形だけでなく、重さ、温度、手触りを想像させます。木目や石の傷、紙の繊維には、その物ができた時間や使われた記憶も残ります。 身近にある素材のきれい 削った木に残る木目光を鈍く返す金属手ですいた紙の繊維 考えるための問い 新品の均一さと、使われて変化した表面のどちらに心が止まるのか。 このきれいを考える 光のきれいとは? 光のきれいは、物を見せる明るさだけではありません。影、反射、透け方、朝夕の時間によって、同じ場所が一度しかない景色へ変わります。 身近にある光のきれい カーテンを通る朝の光水面に揺れる反射夕方に長く伸びる影 考えるための問い 見ているのは光そのものか、光によって変わった物や時間なのか。 このきれいを考える 自然と生命のきれいとは? 自然と生命のきれいは、完全な対称よりも、成長の途中や不規則な曲がりに見つかることがあります。傷や枯れも、命が時間を過ごした跡として残ります。 身近にある自然と生命のきれい 光を探して曲がる枝左右が少し違う葉傷を持ちながら育つ身体 考えるための問い 整った生命だけでなく、変化し続ける姿をなぜきれいだと思うのか。