このきれいを考える 配置のきれいとは? 配置のきれいは、物そのものより、物と物のあいだに生まれます。余白、距離、中心からのずれによって、同じ物でも落ち着いて見えたり、緊張して見えたりします。 身近にある配置のきれい 一輪だけ置かれた花文字のまわりに残された余白窓と家具の静かな距離 考えるための問い 何もない場所は空白なのか、それとも見えるものを支える大切な部分なのか。 別の入口から考える 形のきれい色のきれい仕組みのきれい このきれいを考える 形のきれいとは? 形のきれいは、丸や直線そのものだけでなく、比率や輪郭、重なりがつくる関係の中に現れます。整った形に安心することもあれば、少し崩れた形に人らしさを感じることもあります。 身近にある形のきれい 器のやわらかな曲線建物のまっすぐな輪郭石や葉が持つ不ぞろいな形 考えるための問い 整っているからきれいなのか、それとも少し崩れているから心に残るのか。 このきれいを考える 色のきれいとは? 色のきれいは、単独の色だけでは決まりません。隣り合う色、光の強さ、時間による色あせまで含めて、色は気分や記憶を動かします。 身近にある色のきれい 夕焼けの淡いグラデーション古い壁に残る色あせ暗い画面の中の小さな差し色 考えるための問い 好きな色を見ているのか、その色が置かれた光や時間を見ているのか。 このきれいを考える 仕組みのきれいとは? 仕組みのきれいは、飾りではなく、目的と構造が無理なく結びついた時に見えてきます。少ない部品で動くこと、直しやすいこと、力が自然に流れることも美しさです。 身近にある仕組みのきれい 一つの部品が二役を持つ道具力を分散する橋の構造迷わず開閉できる仕掛け 考えるための問い 見た目が整っているからきれいなのか、理由のない部分がないからきれいなのか。