このきれいを考える 形のきれいとは? 形のきれいは、丸や直線そのものだけでなく、比率や輪郭、重なりがつくる関係の中に現れます。整った形に安心することもあれば、少し崩れた形に人らしさを感じることもあります。 身近にある形のきれい 器のやわらかな曲線建物のまっすぐな輪郭石や葉が持つ不ぞろいな形 考えるための問い 整っているからきれいなのか、それとも少し崩れているから心に残るのか。 別の入口から考える 配置のきれい仕組みのきれい自然と生命のきれい このきれいを考える 配置のきれいとは? 配置のきれいは、物そのものより、物と物のあいだに生まれます。余白、距離、中心からのずれによって、同じ物でも落ち着いて見えたり、緊張して見えたりします。 身近にある配置のきれい 一輪だけ置かれた花文字のまわりに残された余白窓と家具の静かな距離 考えるための問い 何もない場所は空白なのか、それとも見えるものを支える大切な部分なのか。 このきれいを考える 仕組みのきれいとは? 仕組みのきれいは、飾りではなく、目的と構造が無理なく結びついた時に見えてきます。少ない部品で動くこと、直しやすいこと、力が自然に流れることも美しさです。 身近にある仕組みのきれい 一つの部品が二役を持つ道具力を分散する橋の構造迷わず開閉できる仕掛け 考えるための問い 見た目が整っているからきれいなのか、理由のない部分がないからきれいなのか。 このきれいを考える 自然と生命のきれいとは? 自然と生命のきれいは、完全な対称よりも、成長の途中や不規則な曲がりに見つかることがあります。傷や枯れも、命が時間を過ごした跡として残ります。 身近にある自然と生命のきれい 光を探して曲がる枝左右が少し違う葉傷を持ちながら育つ身体 考えるための問い 整った生命だけでなく、変化し続ける姿をなぜきれいだと思うのか。