このきれいを考える 色のきれいとは? 色のきれいは、単独の色だけでは決まりません。隣り合う色、光の強さ、時間による色あせまで含めて、色は気分や記憶を動かします。 身近にある色のきれい 夕焼けの淡いグラデーション古い壁に残る色あせ暗い画面の中の小さな差し色 考えるための問い 好きな色を見ているのか、その色が置かれた光や時間を見ているのか。 別の入口から考える 光のきれい時間のきれい配置のきれい このきれいを考える 光のきれいとは? 光のきれいは、物を見せる明るさだけではありません。影、反射、透け方、朝夕の時間によって、同じ場所が一度しかない景色へ変わります。 身近にある光のきれい カーテンを通る朝の光水面に揺れる反射夕方に長く伸びる影 考えるための問い 見ているのは光そのものか、光によって変わった物や時間なのか。 このきれいを考える 時間のきれいとは? 時間のきれいは、変わらない物より、変化した跡に現れることがあります。色あせ、すり減り、季節、一瞬で消える光は、戻らないことを感じさせます。 身近にある時間のきれい 長く触られて丸くなった角季節の終わりに枯れた葉すぐ消えてしまう夕空の色 考えるための問い 失われていくものを、私たちはなぜきれいだと感じるのか。 このきれいを考える 配置のきれいとは? 配置のきれいは、物そのものより、物と物のあいだに生まれます。余白、距離、中心からのずれによって、同じ物でも落ち着いて見えたり、緊張して見えたりします。 身近にある配置のきれい 一輪だけ置かれた花文字のまわりに残された余白窓と家具の静かな距離 考えるための問い 何もない場所は空白なのか、それとも見えるものを支える大切な部分なのか。