ATTRIP / COLLOID
そもそも
コロイドとは?
コロイドは、ある物質の細かな粒が、別の物質の中に散らばっている状態です。
FIRST PRINCIPLE
小さな粒が、
別の物質の中に散らばる。
コロイドは、特別な物質の名前ではありません。何かが、何かの中に、細かな粒として分散している状態の呼び方です。
砂糖水のように分子レベルで溶けたものとも、砂と水のようにすぐ分かれるものとも違う。その中間にある「散らばり方」が、コロイドの面白さです。
01 / TWO ROLES
「何が」「何の中に」あるかを見る。
散らばっている粒子を分散質、粒子を受け止めて連続している側を分散媒と呼びます。分類名を暗記する前に、この二つの役割を分けると、見た目の違うコロイドが同じ表で読めます。
散らばる側
分散質
粒子や滴、泡など。小さな「点」になって散らばる側です。
受け止める側
分散媒
粒子のすき間をつなぎ、全体として連続している側です。
02 / REPRESENTATIVE EXAMPLES
代表例を見てから、分類表へ。
画像は見た目の入口です。大事なのは、写真を見て名前を当てることではなく、「何が散らばり、何が受け止めているか」を言葉にすることです。
挿絵は理解のためのイメージです。実際の分類は、粒子の大きさや分散している組み合わせを含めて考えます。
03 / MATRIX
9つの組み合わせで、ゾルとゲルを見る。
この分類表は、行が分散媒、列が分散質です。まず「何が散らばり、何が受け止めるか」を決めてから、該当するマスを選びます。
ゾル
固体 × 液体。液体の中に固体の粒が散らばるので、全体は流れる。
ゲル
液体 × 固体。液体を含んだ固体の網目が、全体の形を支える。
分類データを読み込んでいます。
選択中の組み合わせ
固体ゾル
どういう状態?
ここがおもしろい
身近な例
境界を読む
STATE / STRUCTURE
ガラスは、状態と構造を分けて読む。
ガラスが結晶のような規則配列を持たないことを、アモルファスと呼びます。これは構造の説明であって、室温で形を保ち、流れないガラスを液体と呼ぶ理由ではありません。着色成分などがコロイドサイズで分散している場合は、その分散を固体の中の別の現象として読めます。
BOUNDARY
9マス全部に名前が付くわけではない。
気体と気体の組み合わせは、通常は分子レベルで混ざります。だから分類表は、例を覚える表ではなく、どこからがコロイドで、どこからが溶液や単なる混合物なのかを考える表になります。
代表的な定義と分類:IUPAC Gold Book:colloidal dispersion / OpenStax Chemistry:Colloids