301転送と302転送SEOを考える

投稿日と更新日

301リダイレクトと302リダイレクトのSEOへの影響

投稿日: 2010年8月9日 | 更新日: 2015年10月8日

301リダイレクトと302リダイレクトは、ウェブサイトの移転やURLの変更時に使用される重要なツールです。どちらを使うかによって、SEOに大きな影響を与えるため、その違いを正しく理解することが必要です。

301リダイレクトとは?

301リダイレクトは、恒久的なURLの移転を示すリダイレクトです。つまり、検索エンジンに対して「このページは新しいURLに移動した」と通知するものです。検索エンジンはこのリダイレクトを受け取ると、旧URLのインデックスや評価を新しいURLに移行します。これにより、SEO上の価値を維持しつつ、正しいURLで検索結果に表示されるようになります。

  • 主な特徴: 恒久的なリダイレクト、SEO効果の引き継ぎ
  • 使用場面: ドメイン変更やサイトリニューアル時

302リダイレクトとは?

一方、302リダイレクトは一時的なリダイレクトを意味します。検索エンジンはこのリダイレクトを「一時的な移動」と解釈するため、旧URLがインデックスに残る場合があります。したがって、SEO上の価値は移動せず、基本的には旧URLが評価対象として扱われます。

  • 主な特徴: 一時的なリダイレクト、SEO効果の引き継ぎなし
  • 使用場面: 一時的なメンテナンスやプロモーションページなど

301と302、SEOへの影響

301リダイレクトは、SEOにおいて重要なバックリンクやページの評価を新しいURLに引き継ぐため、ウェブサイトの長期的な運用において必須の手法です。一方、302リダイレクトは一時的なものであるため、旧URLの評価が保持されます。誤って302を使用すると、SEOのパフォーマンスが低下する可能性があるため注意が必要です。

また、301リダイレクトを悪用して、バックリンクを他のページに「略奪」する手法が存在します。これは、302リダイレクトを使ってSEO評価を操作する「リダイレクトハイジャック」と呼ばれる手法です。このような不正な手法は、検索エンジンに悪影響を与える可能性があるため、避けるべきです。

SEOのために正しいリダイレクトの設定を

サイトリニューアルやURL変更時には、必ず301リダイレクトを使用して検索エンジンに通知し、SEOの価値を最大限に活かすことが大切です。また、リダイレクトの設定ミスを防ぐために、適切なツールやプラグイン(例: WordPressのリダイレクトプラグイン)を活用すると良いでしょう。

【参考記事】

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