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OpenAIの「ゲームボーイ」は買える?実機動画で見るChromaticと入手方法

公開日 · 更新日 · 10 MIN READ · 理解の記録

ModRetro公式発表動画で透明なDevDay版Chromaticを掲げるサム・アルトマン
RECORD / 2026

OpenAIのイベントで、透明なゲームボーイのような端末が配られた。写真を見て「これ、ほしい」と思った人もいるはずだ。

「OpenAI Game Boy」「OpenAI ゲームボーイ」と呼ばれている端末の正体は、ModRetroのChromatic。DevDay限定版として配られた、ゲームボーイ/ゲームボーイカラー互換の携帯ゲーム機だ。 任天堂が発売した新しいゲームボーイではない。

そして、ほしい人には先に伝えておきたい。2026年10月2日に確認した範囲では、このOpenAI仕様の限定版を一般購入できる公式ページは見つからなかった。一方、通常版Chromaticは公式ストアに購入ページがあり、Codexで作られたゲームは端末なしでも公式サイトで遊べる。

この記事のきっかけは、かみやまたくみさんによるGizmodo Japanの記事「OpenAIが作った『ゲームボーイっぽい何か』が欲しすぎる」。そこからメーカーの案内と、受け取った人たちの原投稿をたどった。ここでは実物を手にした投稿、制作の様子、通常版のレビューをそれぞれ紹介する。

OpenAIのゲームボーイとは?「作ったゲームを持ち歩く」Chromatic

ModRetro公式動画で、サム・アルトマンが透明なDevDay版Chromaticを掲げる場面
引用:ModRetro公式の発表動画の静止画。右側にも透明なChromaticが映っている。

まず見るなら、ModRetro自身の発表投稿が分かりやすい。OpenAIとの協業について、携帯ゲーム機Chromaticと、コードを書くAIであるCodexを組み合わせると説明している。公開動画の静止画には、サム・アルトマンが透明な実機を掲げる場面もある。

ModRetro公式発表 — 原投稿を見る ↗

面白いのは、ゲームを遊ぶだけでなく、自分が考えたゲームを作り、実機で試し、カートリッジに書き込むところまでつなぐこと。メーカーの公式クイックスタートには、Codex用プラグイン、ブラウザでの試遊、実機へのストリーミング、カートリッジへの書き込みが案内されている。

AIがゲーム機の中で会話してくれる、という紹介ではない。ゲームを作るときにCodexを使い、その成果を手元のゲーム機で遊ぶ仕組みとして見ると分かりやすい。

受け取った人の実機動画を見てみる

ここからは、会場でのファーストルックと短い実機投稿だ。限定版の長期使用レビューとは区別して見たい。埋め込みが表示されない場合は、各枠の下の「原投稿を見る」から開ける。

Lena Hallさん:写真と2本の動画で紹介するファーストルック

Lena Hallさんの投稿には、DevDayで受け取ったChromaticの写真2枚と動画2本がまとめられている。投稿者自身が受け取った端末だと説明しており、ニュース用の写真だけでは分からない実物の雰囲気を確かめる入口になる。

Lena Hallさんの実機紹介 — 原投稿を見る ↗

見るときは、透明ケースの中の基板、十字キーとボタンの配置、手に持ったときの大きさに注目したい。見た目への期待と、実際の押し心地や耐久性の評価は別なので、この短い投稿だけで操作性が優れているとは決めつけない。

am.willさん:空のカートリッジが付いてくる

am.willさんの投稿は、空のカートリッジが付属し、Codexで作ったゲームを端末へロードできる点に喜んでいる。実機の短い動画も添えられている。

am.willさんの実機投稿 — 原投稿を見る ↗

ここが、普通の記念品と違うところだ。受け取った人が、そのあと自分のゲームを入れて遊べる。完成済みのソフトを買う体験に、「自分で作って持ち歩く」体験が加わる。

Dan Scalcoさん:Steam Deckでゲームを作っている会場の様子

Dan Scalcoさんの投稿では、会場でSteam Deckを使って制作している人を紹介している。短い動画なので制作工程の全体までは追えないが、実際の会場で開発している様子を伝える投稿として面白い。

Dan Scalcoさんの制作風景 — 原投稿を見る ↗

Steam Deckが必須という意味ではない。公式手順の入口はCodexのデスクトップアプリとModRetro Chromaticプラグインだ。写真に写っている道具と、必要な道具を混同しないようにしたい。

covaさん:受け取ったゲーム機で、自分のゲームを作る

いちばん「その先」を感じるのが、covaさんの投稿。Caseyさんのニューヨークでの移動に着想を得たゲームを、DevDayのゲーム機向けに作ったと紹介している。動画のプレビューにも、透明な実機と街を描いたゲーム画面が見える。

covaさんの自作ゲーム — 原投稿を見る ↗

同じスレッドの返信では、24時間の枠を自分に設けたこと、動かすより細部を整えるほうが難しかったこと、絵の多くは手描きだったことも説明している。これは、その作者の制作経験だ。誰でも同じ時間で作れるという保証ではない。

「AIに作ってもらう」で終わらず、絵や遊びの細部を自分で整える。 ゲームを作っている僕にとっても、そこが気になる。自分のアイデアが小さな画面の中で動き、物理ボタンで遊べるようになる。その距離が縮まるのは面白い。

じっくり遊ぶ様子は、通常版Chromaticのレビューも参考になる

限定版が配られてから日が浅いため、長く使ったうえでの評価はまだ見たいところが多い。そこで、通常版Chromaticのレビュー動画も2本載せておく。以下はOpenAIの透明なDevDay版をレビューした動画ではない。 筐体の素材や付属品、開発機能まで同じだと受け取らないでほしい。

Retro Game Corps:Modretro Chromatic In-Depth Review

通常版を詳しく扱うレビュー。Chromaticがどんなゲーム機なのかを知りたいときの補助資料として見るとよい。限定版との比較では、動画に映る本体が異なることを意識したい。

Retro Game Corps:通常版Chromaticレビュー — YouTubeで見る ↗(DevDay限定版ではありません)

Retro Dodo:ModRetro Chromatic Review: My Last Game Boy

こちらも通常版を扱うレビュー動画。会場の短い投稿とは違う視点で、カートリッジ式の携帯ゲーム機を見られる。購入を考えるなら、良さだけでなく、自分が持っているソフトをどう遊びたいかも考えながら見たい。

Retro Dodo:通常版Chromaticレビュー — YouTubeで見る ↗(DevDay限定版ではありません)

ほしい人はどうしたらいい?目的で3つに分ける

OpenAIロゴの限定版そのものがほしい

DevDay限定版については、現時点で一般販売・再配布の公式案内を確認できていない。まずはModRetro公式と公式Xで追加の発表を待つのがよさそうだ。

二次流通の出品を見つけた場合も、出品価格を公式価格や実際の成約価格と取り違えないようにしたい。購入前には、本体だけなのか、書き込み用カートリッジや開発モードの有効化コードまで付くのかを確認する必要がある。中古のコードが再利用・譲渡できるかは、今回確認できていない。

同じ系統の携帯ゲーム機で遊びたい

通常版Chromaticの公式購入ページがある。2026年10月2日の表示では、Gorilla Glass仕様が199.99米ドル、Sapphire仕様が299.99米ドル。これは通常版の表示価格で、OpenAI限定版の販売価格ではない。送料・税・日本への配送条件は購入時に確認したい。

通常版はゲームボーイ/ゲームボーイカラーのオリジナルカートリッジに対応するとメーカーが説明している。一方、DevDay版の書き込み手順には、付属の有効化コードでコンピューター側の開発モードを有効にする工程がある。通常版を買えば限定版と同じ開発環境がそのまま使える、とは現時点で案内できない。 書き込みまでしたい人は、対応する本体・カートリッジ・コードをメーカーに確認してから選びたい。

まずゲームだけ遊びたい

それなら、買う前にOpenAI公式のModRetroゲーム集を開けばいい。Codexで作られたゲームボーイカラー向けゲームが13本掲載され、ブラウザで遊べる。互換ハード用のROMダウンロードも用意されている。

ゲーム画面をクリックしてから、移動は矢印、AはXまたはSpace、BはZ、StartはEnter、SelectはM。画面のボタンでも操作できる。音を出したくない場所では、音声や背景音楽のボタンを確認してから遊ぼう。

自分のゲームを作りたいなら、公式ガイドから

DevDay版を持っている人向けの公式クイックスタートでは、次の順番になっている。

  1. 本体のファームウェアを更新する。
  2. 付属コードでコンピューター側の開発モードを有効にする。
  3. CodexデスクトップアプリにModRetro Chromaticプラグインを入れる。
  4. 作りたいゲームを伝え、ブラウザのプレビューで試す。
  5. 実機で試し、よい状態になったROMをカートリッジへ書き込む。

ガイドには、庭で種を集める小さな探索ゲームや、既存のサンプルを作り替える例もある。最初から大作を狙うより、移動できる、ひとつ拾える、ゴールへ着ける、という短い遊びから始めると試しやすそうだ。これは僕ならそう始めたい、という提案だ。

今回の投稿を見て惹かれたのは、透明な本体の見た目と、自分で作ったゲームを、自分の手で押して遊ぶところまで持っていけること。限定版を探すのも楽しいけれど、まず公開ゲームを触って、自分なら何を作りたいか考えてみたい。

参照元と確認した範囲

本文は2026年10月2日時点。筆者はDevDay版の実機を所有していない。実機については公式案内と公開投稿を参照し、ブラウザ版ではPizza Dashの起動を確認した。動画は音を出さずに投稿文とプレビューを確認しており、限定版の操作感・耐久性・音質を自分で検証したレビューではない。

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