自分のブログをAIに食わせて「新生物アットリップ」をつくってみた

公開日 · 更新日 · 10 MIN READ · 理解の記録

RECORD / 2026

donpyさんが、久しぶりにブログを書き始めています。

自分もあの時代にブログを書きまくっていたので、AIを使った企画の面白さだけでなく、ブログがまた動き始めている感じがなんだか懐かしくなりました。

その記事が「自分のブログ食わせて『新生物 @donpy』を AI 使って創造したくなりました」です。読んで、これは自分もやってみたいと思いました。

自分もattripの公開原稿から9本を選び、AIに記事の癖や行動パターンを拾ってもらいました。最後に、その特徴を持つ架空の生物を画像にしています。

先に結果を書くと、できたのは「観察したものを、道具に変えて持ち帰る生物」でした。顔を似せる企画ではありません。自分が何を見つけ、何を作り、どう現実へ戻るのかを絵にした感じです。

今回はdonpyさんの図鑑形式を参考に、中央に生物を置き、周囲に「器官」「性質」「生態サイクル」「行動」を配置しました。文字は画像だけに任せず、本文でも各段階を説明します。レイアウトを参考にしただけで、元記事の生物や文章をそのまま写したものではありません。

公開記事の起点は2010年。ブログに使った時間を振り返る

公開記事として確認できる最初の記事は、2010年8月8日の「癒しのアルパカ。那須アルパカ牧場の写真集。」です。2026年8月で、約16年になります。ただし、これはブログの開設日そのものではなく、いま確認できる公開記事の起点です。

振り返ると、ブログを書くことだけに夢中だったわけではありません。記事を見つけ、誰かに知らせ、人とつながり、新しい道具を試す。その全部が楽しかった。

毎日更新されるブログとはてなブックマーク

当時は、たくさんの人が毎日のようにブログを書いていました。自分も書き、はてなブックマークをつけ、たくさんの記事が並ぶはてブを眺めながら、次に読む記事を探していました。

記事を書く時間と、誰かの記事を読む時間がつながっていた。自分でも2010年のはてなブックマーク年間ランキングをまとめています。いま見ると、当時の熱中ぶりが少しわかります。

iPadの発売日に並ぶ

iPadにも夢中でした。発売日に並んで買いに行くことを、会社の人も許してくれていた。今思うと、よく許してくれていたよな……w

当時はiPadが手術に革命を起こしているという記事も書いていました。新しい道具が出ると、実際に触って、何が変わるのかを確かめたくなっていたのだと思います。

TumblrのDavid Karpに会いに行く

Tumblrにも夢中でした。2012年2月14日には、来日したTumblrのCEO、David Karpさんのトークを見に行きました。

その日のことをまとめた「TumblrのCEOであるDavid Karp来日からTumblr meetupまでをまとめ」には、直接話す機会があったことや、その場でTumblr meetupを急きょ開いたことが残っています。

サービスを使うだけではなく、作った人に会いに行き、使っている人たちとも話していた。いま振り返ると、ブログという場所にかなり入り込んでいました。

TwitterとFacebookで人とつながる

TwitterやFacebookにも夢中でした。記事を知らせたり、誰かの投稿を読んだり、反応を返したり。ブログは一人で書くものに見えて、実際にはSNSやはてブの流れの中で育っていました。

こうして振り返ると、当時夢中だったのはブログという一つのサービスではありません。面白いものを見つけ、記事にして、誰かに知らせ、その反応からまた次のものを探す流れでした。

donpyさんの新しい記事を見て楽しくなったのは、その流れがまた目の前に現れたように感じたからだと思います。

9本の記事から「観察し、作り、現実へ戻る生物」が生まれた

新生物アットリップは、見つけたものをそのまま眺めて終わりません。

まず観察する。次に分解する。そして、小さな道具や記事に変える。最後は現実の場所で試して、また記録する。

この「見る → 分ける → 作る → 試す → 記録する」という動きが、今回の原種です。

公開記事9本をAIに読ませた

今回は、公開済みの記事から、AI・画像・Web制作・旅行・文化体験が混ざる9本を選びました。非公開メモやメール、写真は使っていません。

記事のジャンルはばらばらです。AIの使い方を書いた記事もあれば、北海道で家族と歩いた記録もあります。

でも、ジャンルをまたいで繰り返している動きがありました。

「気になったものを見つける」だけで終わらず、記事、ツール、画像、導線のどれかに変えようとしていることです。

AIには性格診断ではなく行動を見てもらった

最初から「自分はどんな人間か」と聞くと、もっともらしい性格診断になりそうです。今回は、性格ではなく行動に絞りました。

渡した指示は、次のようなものです。

この9本の記事から、筆者の性格を断定せず、繰り返している行動だけを抽出してください。

1. 何に気づきやすいか
2. 気づいたあと、何を作りたくなるか
3. どんな場所や現実の体験に戻っていくか
4. 何を大切にして判断しているか
5. その行動パターンを持つ架空の生物を設計する

生物には、体の特徴、持ち物、住む場所、得意な行動、弱点を設定してください。
実在の人物の顔や既存キャラクターには寄せず、行動の癖だけを形にしてください。

この順番にすると、「やさしい人」「好奇心が強い人」のような抽象語だけで終わりません。

何を見て、次に何をして、どこで確かめるのか。記事に残っている動きから、生物の器官を考えられます。

Ver.0.9からVer.2.0へ。アルパカの観察体が還流種になる

ここでいう進化は、AIが勝手に変身したという意味ではありません。同じ9本の記事から、行動を1つずつ追加して、画像と文章を更新した設計上の進化です。

もともとのキャラクターがアルパカだったため、全バージョンで長い首、耳、毛並みを系譜の印として残しました。元キャラクターのアルパカを起点にした、創作上の変化です。

Ver.0.9:まだ観察しかできない「観察体」

大きな目と未完成の観測塔を持つアルパカ型の新生物アットリップ Ver.0.9 生物図鑑シート

Ver.0.9は、まだ何かを作る前の姿です。

アルパカの長い首、耳、毛並みを残しながら、大きな目で妙なものを見つけます。背中には短い観測塔がありますが、まだ途中で折れています。道具入れも小さく、記事の断片を拾うことしかできません。

9本から最初に現れたのは、何かを見逃さず、気になったものを記録する器官でした。

Ver.1.0:観察を記事と道具に変える「原種」

観測塔と道具ポケットを持つアルパカ型の新生物アットリップ Ver.1.0 生物図鑑シート

Ver.1.0になると、アルパカの体に観測塔が完成します。横には道具ポケットが生えました。

気づいたことを、記事や小さなツールへ変えるための体です。頭のオレンジ色の芽は、次に作るものの種。背中の草は、現実の場所を歩いて拾ってきた記憶です。

観察だけの生物から、観察を制作へ変える生物になりました。

Ver.2.0:作ったものを現実へ戻す「還流種」

道に小さな芽と目印を残すアルパカ型の新生物アットリップ Ver.2.0 生物図鑑シート

Ver.2.0では、同じアルパカの系譜から分かれた別種になりました。

道具箱も観測塔もありません。長い脚で海辺や道を歩き、作ったものを自分で背負うのではなく、通った場所に小さな目印や芽を残します。

記事やツールを作って終わりではなく、現実で試して、次の人が使える形で残す。背負う生物から、置いて帰る生物への変化です。

Ver.0.9から引き継いだのは、頭のオレンジ色の芽とアルパカの系譜です。観察の種は残しながら、体の役割が変わりました。

9本から見えた3つの行動パターン

AIを使う前に、目的と止める条件を決める

AIに全部任せたいというより、AIが動ける範囲を先に決めています。

何を調べるか。何を作るか。どこまでで終わりにするか。公開や送信は誰が決めるか。こうした境界線を作ってから、AIを使う記事が多くありました。

画面の中だけでなく、現実の場所へ戻る

WebやAIの記事を書いていても、最後は散歩、旅行、家族との体験、展示や音楽へ戻ってきます。

画面の中で考えたことを、現実に触れて確かめる。ここが、今回の生物に足と道を持たせた理由です。

見つけたものを、次に使える形へ変える

気づきは、そのまま感想にせず、記事やツールや画像に変えます。

完成品だけを作りたいわけではありません。作りながら、次に使える仕組みも残したい。だからVer.1.0では背中に道具ポケットを持たせました。

これは自分の正解ではなく、記事から見えた原種

もちろん、AIが作った生物が自分の本当の姿というわけではありません。

今回使ったのは9本だけです。選んだ記事の偏りもあります。AIが見落とした文章もあります。別の記事を足せば、器官も性格も変わるはずです。

だから、これは診断結果ではなく、公開記事を材料にした創作です。

過去記事を読み返すとき、「昔の自分は何を書いていたのか」だけでなく、「何を繰り返し面白がっていたのか」を見ると、別の素材に見えてきます。

Ver.2.0の先で何を残すか

次に記事を追加したら、オレンジ色の芽が別の色になるのか、海辺に残した目印が増えるのか、それともまた別の種が生まれるのか。

今回の3枚は、Ver.0.9の観察体、Ver.1.0の原種、Ver.2.0の還流種として残しておきます。

きっかけになったのは、donpyさんの自分のブログをAIに読ませて新生物を作る記事です。自分もやってみたという報告として、この記事から元記事へリンクを置きました。

トラックバックを送ろうと思って確認したところ、元記事にはトラックバックの自動検出情報ではなく、ピンバック用の受付先が案内されていました。公開後、本文リンクを確認したうえでピンバックを試しましたが、受付先からは受理を確認できる返答がなく、送信できたかまではわかりませんでした。

4件のコメント

  1. コンセプトは表向きは遊びだけど、自分が昔残したものを、2026年のAIという道具でもう一度見てみようよ。きっといいこと書いてあるよってことを伝えたかったです(笑)

    1. attrip です。 十分にビシバシと感じました! 過去の遺産を再度もってきて再利用したりなにか失われたものなど色々あると思うんですが、 こうやってAIを使って再利用する試みはとても面白いなーとおもいました。
      ピンバックを送ってみましたwwww 久しぶりに使ってみた機能で面白いなーとおもいました。

  2. うおおおお。やっていただいてありがとうございます!しかもわたしのブログまで紹介していただいて感激です!こうやって輪がひろがったらたのしいかなぁと思ってはじめてみました。私はAIド素人なのでAIに触れるいい機会にもなるのでしばらく続けながらAIを使った遊びを探ってみたいです。

    1. AIも面白いものなのでどんどんつかってのめりこんでいきたいものです。僕もまだまだ素人だと思うので一緒に頑張りましょう!!!

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