2026年8月13日の皆既日食は、日本では皆既も部分も見えません。日本から見るなら、NASA公式ライブを8月13日午前2時15分から開くのが現実的です。
この記事で分かることは、3つです。
- 日本では見えない理由
- 2時15分、2時37分、2時45分ごろの違い
- NASA公式と代替配信の見方
そもそも皆既日食とは?
皆既日食は、月が太陽と地球の間を通り、太陽の明るい面を月が完全に隠す現象です。月の影の中心に入った場所だけで、昼間に太陽の外側にある淡いコロナが見えます。
太陽の一部だけが隠れるのが部分日食、月のまわりに太陽が輪のように残るのが金環日食です。皆既日食は月の影の中心が通る狭い「皆既帯」でしか見えません。詳しい仕組みは、国立天文台「日食とは」で確認できます。
2026年8月13日は皆既帯が日本を通らないため、日本では皆既日食も部分日食も見えません。
2026年8月13日の皆既日食は日本では見えない
見えません。国立天文台は、2026年8月13日の皆既日食について「日本では見られない」と案内しています。日本では部分日食も起こりません。
皆既帯が通るのは、グリーンランド、アイスランド、北ロシア、北大西洋、スペイン北部などです。ポルトガル北西端の一部も含まれます。どの国も全域で皆既になるわけではありません。
日本からは空が暗くなる変化も、太陽が欠ける様子も見られません。現地映像を見るか、皆既帯へ行く必要があります。
詳しい地域は、国立天文台の2026年暦要項とNASAの皆既日食ページで確認できます。

NASA公式ライブは8月13日午前2時15分から
NASAは、皆既日食の経路からの映像と専門家のインタビューをライブ配信します。
視聴先は次の2つです。
NASAの発表では、配信開始は米国東部夏時間8月12日午後1時15分です。日本時間では8月13日午前2時15分になります。
日本語同時通訳や、配信終了後のアーカイブ公開期間は公式に明記されていません。配信当日はNASA Liveの表示を優先してください。
NASA以外の配信も確認したい場合は、AstroArtsのライブ中継一覧からウェザーニュース、timeanddate.com、ESAの配信へ進めます。

過去の皆既日食をYouTubeで見る
2026年の皆既日食を待つ前に、NASA公式の過去映像で皆既中の暗さや、太陽の外側に広がるコロナを確認できます。
2024年4月8日に北米を通った皆既日食のハイライトです。地上、国際宇宙ステーション、航空機など、複数の視点を見られます。
2017年8月21日にアメリカを横断した皆既日食の解説映像です。皆既の直前に見えるダイヤモンドリングや、皆既中に見えるコロナも紹介されています。
2時37分・2時45分・3時28分は何の時刻?
ここで示す時刻は、すべて日本時間(JST)です。海外の現地時間ではありません。また、日本で日食が見える時刻でもありません。NASAなど海外ページの8月12日表記を、日本向けに換算しています。
2時37分は最大食ではありません。時刻の意味は次のとおりです。
- 日本時間2時15分:NASA公式ライブの開始予定
- 日本時間2時37分:新月になる時刻。日食の最大時刻ではない
- 日本時間2時45分54秒ごろ:地球全体で見た食の最大
- 日本時間2時48分ごろ:レイキャビクで皆既食が始まる時刻
- 日本時間3時28分ごろ:スペイン・レオンで皆既食が始まる時刻
2時45分54秒ごろは、地球上の計算上の最大です。2時48分や3時28分は、それぞれの観測地点で皆既が始まる目安です。いずれも日本時間で、日本から日食を見られる時刻ではありません。
NASAの経路表では、中心線付近の皆既は最大約2分18秒です。実際の継続時間は場所によって変わります。

観測地点で時刻と見え方が変わる
同じスペインでも、場所によって皆既の始まる時刻と終わる時刻が少し変わります。NASAの都市別時刻は次のとおりです。現地夏時間から日本時間へは9時間を足します。
- レイキャビク:現地17時48分ごろ開始。日本時間8月13日2時48分ごろ
- レオン:現地20時28分ごろ開始。日本時間8月13日3時28分ごろ
- サラゴサ:現地20時29分ごろ開始。日本時間8月13日3時29分ごろ
スペインでは、皆既が夕方から日没前に起こります。現地で見るなら、西の地平線まで建物や山に遮られない場所が必要です。ANAの観測案内も、西の空が開けていることを観測条件に挙げています。
8月12日と8月13日は同じ日食
NASAや海外のページでは、現地時間の8月12日と表記されています。日本では時差によって8月13日になります。
国立天文台の日食一覧は日本時間の日付で掲載しているため、日本向けの記事では8月13日と書くのが分かりやすいです。
皆既日食を安全に見る方法
日本からはライブ配信を見るだけですが、皆既帯へ行く人は目の安全が必要です。
太陽が少しでも見えている間は、日食専用グラスか安全な太陽観察用フィルターを使います。普通のサングラスでは安全に見られません。
皆既帯にいる場合だけ、月が太陽を完全に隠した短い皆既中は肉眼で見られます。明るい太陽が戻る前に、すぐ日食グラスをかけ直してください。
日食グラスをかけたまま双眼鏡や望遠鏡をのぞくのも危険です。光学機器には、前面に取り付ける専用の太陽観察フィルターが必要です。直接見ないピンホール投影なら、安全に欠けた太陽の形を確認できます。
詳しくは、国立天文台「観察のしかた」とNASAの安全ガイドを確認してください。
ライブのあと、日本ではペルセウス座流星群を見る
2026年8月13日は、ペルセウス座流星群の極大日でもあります。皆既日食は日本で見えませんが、ライブ配信を見たあとに、晴れていれば日本の空で流星群を楽しめます。
月明かりの影響が少ない年です。街明かりの少ない場所で、空全体を広く見ます。
詳しい見頃や見る場所は、2026年のペルセウス座流星群の記事にまとめています。
次に日本で見える日食はいつ?
国立天文台の日食一覧によると、次に日本で中心食が見えるのは次の順番です。
- 2030年6月1日:日本で金環日食
- 2035年9月2日:日本で皆既日食
2026年8月13日は日本で見られませんが、2030年には金環日食、2035年には皆既日食を日本で見られます。
よくある質問
日本から皆既日食は見える?
見えません。日本からはNASA公式ライブ配信で見るのが現実的です。
NASAの8月12日と日本の8月13日は同じ日食?
同じ日食です。現地時間と日本時間の違いで日付が変わります。
2時37分は皆既日食の最大時刻?
違います。国立天文台の暦では、2時37分は新月の時刻です。世界的な食の最大は2時45分54秒ごろです。
NASA中継は日本時間で何時から?
NASAの公式発表では、8月13日午前2時15分開始予定です。時刻が変更される可能性もあるため、視聴時はNASA Liveの表示を確認してください。
次に日本で皆既日食が見えるのは?
2035年9月2日です。その前に、2030年6月1日に日本で金環日食が見えます。
日本で空が暗くなる?
暗くなりません。日本は今回の日食の観測地域に含まれていません。
普通のサングラスで見てもいい?
いけません。普通のサングラスでは安全な太陽観察になりません。






