PC作業を1回見せるだけで、AIエージェント用のSkillに変えられる。Microsoftの「Skill Recorder」は、ベテラン社員の定型作業を引き継ぐ入口になりそうなツールです。
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Skill RecorderはPC操作をAIエージェント用のSkillに変える
MicrosoftのGitHubリポジトリ「Skill Recorder」では、画面上のクリック、アプリやウィンドウの切り替え、訪問したページ、任意の音声説明などを記録できます。
使い方は大きく4段階です。
- いつも通りPCで作業する
- 作業中の画面や操作を記録する
- GitHub Copilotに目的と手順を整理させる
- 再利用できるSkillやAutomationを作る
Skillは、エージェントが必要なときに実行するSKILL.md形式の手順です。Automationは、同じ手順をスケジュールやトリガーで動かす仕組みです。
GitHubの説明では、単純にマウス操作を再生するだけではありません。gh CLIやweb_fetchのようなエージェント本来の道具を優先し、1回の実演から似た作業にも対応できるようにします。

ベテラン社員の作業をAIに引き継げる可能性がある
僕が向いていそうだと思うのは、毎月の集計、管理画面への入力、定型レポートの作成、公開前のチェックです。
「その人に聞かないと分からない」となっていた作業を、実演から手順化できる可能性があります。
ただし、画面操作だけでノウハウのすべてが伝わるわけではありません。
「なぜその数字を選んだのか」「例外のときはどう判断するのか」「どこまでなら公開してよいのか」といった暗黙の判断は、音声説明や生成後のレビューで補う必要があります。
Skill Recorderは、ベテランの判断そのものを完全にコピーする道具ではありません。まずは、繰り返しの多い手順を残す道具として見るのがよさそうです。
PCを使わなくなるより、定型操作を任せられる
「PCの操作を記録してしまえば、もうPCを使わなくなるかもしれない」という感覚は、かなり近いと思います。
ただ、PCが完全に不要になるわけではありません。
人間が毎回同じ画面を操作する時間が減り、AIエージェントが定型作業を進めます。人間は例外への対応、最終確認、判断に集中します。
つまり、PCを使わなくなるというより、PC操作から意思決定へ時間を移す仕組みです。

記録前にパスワードや機密情報を外す
録画中の記録、保存、画面の切り出し、音声の文字起こしはローカルで行われます。
一方で、Analyzeを選ぶと、ウィンドウ名、URL、クリップボードの一部、画面画像、音声テキストなどがGitHubのクラウドへ送られます。
そのため、パスワード、APIキー、アクセストークン、顧客情報などは記録しないでください。GitHubの公式説明でも、秘密情報を録画・入力・貼り付け・読み上げしないよう注意されています。
最初は機密情報のない定型作業で試す
試すなら、まずは失敗しても戻せる作業がよさそうです。
- 機密情報を含まない作業を選ぶ
- 作業の理由や例外を声で説明しながら実演する
- 生成されたSkillを人間が読む
- 小さな件数で試してから、対象を広げる
人間が手順書を書く代わりに、実際に作業して見せる。Skill Recorderは、そんな引き継ぎ方を現実に近づけるツールです。
よくある質問
Skill Recorderはマウス操作をそのまま再生しますか?
GitHubの説明では、クリックの再生だけを目的にしていません。エージェントのネイティブな道具を優先し、似た作業にも使える形へ一般化します。
ベテラン社員の判断も完全にコピーできますか?
できるとは限りません。操作手順は記録できますが、例外時の判断や品質基準は、音声説明と生成後の確認で補う必要があります。
会社の作業をそのまま録画して大丈夫ですか?
機密情報を含む作業は避けてください。Analyzeを実行すると、記録の一部がGitHubのクラウドで処理されます。












