長く続けたブログをAIと作り直すなら、完成した画面より先に、何を残す場所なのかを決めたほうがいい。
attripには、長いあいだに書いた記事がたくさんある。
AI、プログラミング、デザイン、旅行、音楽、北海道。自分が気になったものを試して、調べて、そのとき理解したことを残してきた。
でも記事が増えるほど、「attripは何のための場所なのか」が見えにくくなっていた。
そこで、サイトを作り直すことにした。
新しい定義は、「新しいものを理解する過程を公開するメディア」。
完成した答えだけではなく、試している途中、判断を変えた理由、うまくいかなかったことも残していく。
記事は増えた。でも、attripが何の場所かわからなくなった
記事が多いこと自体は悪くない。気になったものを、そのときの熱量で書いてきた記録でもある。
ただ、初めて来た人には入口がわかりにくくなった。AIの記事もある。旅行の記事もある。個別の記事だけを見ると役に立っても、それらがなぜ同じ場所にあるのかは伝わりにくい。
「何を書くか」を増やす前に、「ここは何を見に来る場所か」を言葉にする必要があった。
「新しいものを理解する過程を公開するメディア」と定義した
attripで残したいのは、完成した知識だけではない。
新しいAIを触った最初の戸惑い。使い方を変えた理由。作ってみて違った部分。うまくいかなかったので、次に何を直すか。
新しいものは、最初から自分のものにはならない。触る。調べる。考える。少しわかる。その途中にある判断が、あとから同じものを試す人の役に立つと思っている。
だからattripは、答えを並べる場所ではなく、理解が進む過程を公開する場所にする。
トップページの最初の3スクロールを変えた
リニューアルでは、最初の3スクロールに何を見せるかを見直した。
便利な記事へすぐ行けることは残す。その前に、attripがどんな視点で記事を書いているかを伝える。
サイトを開いた人が、記事の多さではなく、この場所の考え方から入れるようにしたい。
最初に見える場所で、いま試していることを出す。次に、積み重なった記事へつなぐ。最後に、読んだ人が自分の気になるテーマへ進めるようにする。
画面を新しくすることが目的ではない。長く続けてきた記事と、これからの実験が同じ方向を向くように並べ直すことが目的だ。
便利さを残しながら、思想を前へ出す
記事を探しやすいことは大切だ。検索から来た人が、すぐ答えにたどり着けることも変えない。
でも、便利な記事だけを並べると、attripはまた何の場所かわからなくなる。
役に立つ情報の手前に、「なぜこれを試しているのか」を置く。記事を読んだあとに、同じ問いを持つ別の記事へ進めるようにする。
便利さと思想は、どちらかを捨てる話ではない。便利だから読める。考え方が見えるから、また来てもらえる。その両方を、トップページから伝えたい。
このリニューアル自体も、まだ実験の途中
今回のリニューアルで、attripが完成したわけではない。
定義を決めても、実際の記事や画面がその言葉どおりに見えるかは、これから確かめる必要がある。書くものが変われば、また置き方も変わるはずだ。
だから、この作り直しも完成報告にはしない。
考えが変わった理由を残す。直したあとに何が見えたかも残す。うまくいかなければ、それも次の判断材料にする。
attripは、新しいものを理解する過程を公開するメディアとして、これからも作り直していく。












