迷ったら、普段の仕事はTerra。大量の軽作業はLuna。難しい実装や判断だけSolに上げれば足ります。
ややこしいのは、GPT-5.5のLow / Medium / Highと、5.6で画面に増えたSol / Terra / Lunaが別の話なことです。
前者は考える量。後者はモデルの種類です。さらに、APIの料金表とChatGPT・CodexのUsageも同じではありません。
5.5の3段階は考える量
GPT-5.5のLow、Medium、Highは、同じ5.5をどれだけ深く考えさせるかの設定です。
Lowなら速く軽く終わりやすい。Highなら、条件の多い比較や難しい実装に向きます。Mediumはその中間です。
ただし、Highは何トークンのような固定表はありません。入力の長さ、出力の長さ、ツール利用、やり直しで実際の消費は変わります。OpenAIの推論モデルの説明でも、reasoning effortは考える量を調整する設定として案内されています。
5.6の3つはモデルの種類
画面に出ているSol、Terra、Lunaは、Low・Medium・Highのような一つのモデル内の設定ではありません。性能と単価が違う別の選択肢です。
| 名前 | 何が違うか | 向く仕事 |
|---|---|---|
| GPT-5.5 Low | 5.5の考える量を抑える | 短い修正、要約、整形 |
| GPT-5.5 Medium | 5.5の標準的な深さ | ふだんの相談、記事の構成、実装 |
| GPT-5.5 High | 5.5で深く考える | 難しい調査、複数条件の判断 |
| 5.6 Sol | 高性能側のモデル | 重要な実装、詰まった原因調査、最終判断 |
| 5.6 Terra | 性能とコストのバランス型 | ふだんのCodex作業、記事の下書きと修正 |
| 5.6 Luna | 軽量・低コスト側のモデル | 大量の整形、分類、短い下書き |
モデル選択画面に出る候補は、契約プラン、組織設定、段階配布で変わります。表の名前が見えない人は、そのモデルを選べないだけです。設定が壊れたわけではありません。
APIのトークン料金とChatGPTのUsageは別
ここが一番混ざりやすいところです。
OpenAI APIの料金表にある「100万トークンあたりの入力・出力単価」は、自作アプリやスクリプトからAPIを呼ぶときの料金です。
ChatGPTやCodexを契約プランで使うときは、先に見るのはUsageです。Codexの利用枠は、プランだけでなく、作業の大きさ、長い文脈を持つか、ローカルかクラウドかでも変わります。
| 知りたいこと | 見る場所 |
|---|---|
| APIでいくら使ったか | OpenAI PlatformのUsage / Billing |
| Codexをまだ使えるか | Codex SettingsのUsage |
| 画像をあと何枚作れるか | ChatGPT側の画像生成の表示 |
CodexのUsageと、ChatGPTの画像生成・ファイル・音声の上限は別です。Codexが使えても画像生成が上限に達することはあります。その逆もあります。
料金の画面とUsageの画面を分けておきたいなら、Codex UsageとBillingの違い。先に見るページはどっち?も読むと早いです。
ChatGPTに統合されても、会話は全部混ざらない
CodexをChatGPTアカウントで使えるようになっても、ChatGPTの会話とCodexのtaskは別に残ります。
一方で、データ管理の設定や、接続したサービスの一部は引き継がれることがあります。Google Driveなどの接続を使うときは、Codexにも見える可能性がある前提で、接続先を確認しておくと安心です。
つまり、統合は「入口が一つに近づいた」という話です。すべての会話、権限、利用枠が一つになったという意味ではありません。
迷ったときの使い分け
最初からSolやHighを選び続ける必要はありません。
- 短い修正、分類、要約はLunaか5.5 Low
- ふだんの相談、記事作成、実装はTerraか5.5 Medium
- 詰まった実装、重要な判断、何度もやり直す仕事だけSolか5.5 High
- Codexの残量が気になったら、料金表ではなくUsageを見る
この順で使えば、強いモデルを使い切ってから困る場面は減ります。
画面に出ているものを基準にすればいい
全部のモデル名を覚える必要はありません。
Low / Medium / Highなら考える量。Sol / Terra / Lunaならモデルの種類。料金表ならAPI。残量ならUsageです。
この4つだけ分ければ、ChatGPTとCodexが同じアプリの中に見えても、何を選び、どこを確認すればよいか迷いにくくなります。












