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なぜ選ぶ?何を学ぶ? AIっぽくないWebデザイン参考20選

公開日 · 更新日 · 10 MIN READ · 理解の記録

RECORD / 2026

20 REFERENCES / FIND THE CENTER OF GRAVITY

AIは、うまく整える。
だから、画面は平均値へ寄っていく。

同じ角丸、同じカード、同じグラデーション、同じ「見出し+説明+CTA」。AIへ無条件に任せると、既視感のある整ったSaaS画面へ近づきます。ここでいう「Claudeっぽい」はClaude自体の批判ではなく、AIが出しやすい平均的な完成形を指す言葉です。

必要なのは、生成力より「重心を決める力」

コピー、写真、操作、ブランドの思想。どこへ画面の重心を落とし、何を弱くし、何を捨てるか。その判断力と審美眼を磨くために、20サイトを見ます。表面を真似るための一覧ではありません。

01 / EDIT

主役へ重心を置く

余白が多いから良いのではありません。見せたいものが決まり、それ以外を下げた結果として余白が生まれます。

Apple公式サイトの画面キャプチャ
apple.com

01

Apple

選んだ理由
一画面の主役を一つに絞る判断が見えやすい。
良さの仕組み
製品写真、短い見出し、購入導線の順に強さが下がり、視線が競合しません。
学ぶこと
最初に「一つだけ覚えてほしいもの」を決める。
真似しないこと
白背景、大きな写真、短いコピーという表面だけを借りない。
Calendly公式サイトの画面キャプチャ
calendly.com

02

Calendly

選んだ理由
サービスの便益を、一文目で曖昧にしない。
良さの仕組み
機能一覧より先に、日程調整が楽になるという結果を置きます。
学ぶこと
機能名ではなく、使った後の変化から書く。
真似しないこと
短くすることを目的にして、意味まで削らない。
Aesop公式サイトの画面キャプチャ
aesop.com

03

Aesop

選んだ理由
ECでも購入ボタンではなく、ブランドの時間感覚へ重心を置く。
良さの仕組み
色、写真、言葉の温度が揃い、販売導線だけが浮きません。
学ぶこと
CTAの強さを、ブランドの話し方に合わせる。
真似しないこと
ベージュや明朝体を使えば上品になる、と考えない。
Kinfolk公式サイトの画面キャプチャ
kinfolk.com

04

Kinfolk

選んだ理由
情報量ではなく、編集の間へ重心を置いて読ませる。
良さの仕組み
写真と文字の距離、改行、次の記事の見せ方が読む速度を作ります。
学ぶこと
余白を空きではなく、時間として使う。
真似しないこと
要素を減らしただけの、内容が薄い画面にしない。
The Gentlewoman公式サイトの画面キャプチャ
thegentlewoman.co.uk

05

The Gentlewoman

選んだ理由
派手なUIではなく、文字と写真の格へ重心を置く。
良さの仕組み
見出しの大きさ、行長、写真の切り方に明確な編集判断があります。
学ぶこと
文字を装飾ではなく、画面の骨格として設計する。
真似しないこと
巨大なセリフ体を置くだけで雑誌風にしない。
02 / ORDER

読む順番へ重心を置く

情報が多いことは悪くありません。全部を同じ強さで見せることが、AI的な平均化と読みにくさを生みます。

Stripe公式サイトの画面キャプチャ
stripe.com

06

Stripe

選んだ理由
複雑な金融機能でも、理解する順番を失わない。
良さの仕組み
大きな価値、具体例、技術詳細へと段階的に深くなります。
学ぶこと
情報を減らせないときは、理解の深さを分ける。
真似しないこと
グラデーションや斜め背景だけを「Stripe風」として借りない。
Notion公式サイトの画面キャプチャ
notion.com

07

Notion

選んだ理由
多機能でも、最初の理解を用途へ置いて心理的な重さを下げる。
良さの仕組み
機能説明に、人の言葉、具体的な用途、軽い図解を混ぜます。
学ぶこと
難しい機能ほど、最初は用途と手触りから伝える。
真似しないこと
手描き風イラストを置くだけで親しみを演出しない。
Slack公式サイトの画面キャプチャ
slack.com

08

Slack

選んだ理由
対象者や用途が多くても、入口の優先順位が明確。
良さの仕組み
最初のCTAは絞り、その後でチーム規模や課題ごとの分岐を出します。
学ぶこと
選択肢は、必要になる場所で初めて見せる。
真似しないこと
カラフルな形で複雑さをごまかさない。
Shopify公式サイトの画面キャプチャ
shopify.com

09

Shopify

選んだ理由
強い販売訴求を、読みやすい順序へ変えている。
良さの仕組み
約束、信頼材料、機能、事例が役割ごとに分かれています。
学ぶこと
売りたい情報ほど、同時に叫ばず役割を分ける。
真似しないこと
数字やロゴを根拠なく並べて、信頼を装わない。
Webflow公式サイトの画面キャプチャ
webflow.com

10

Webflow

選んだ理由
高密度な情報を、密度の差で読ませている。
良さの仕組み
濃い面、静かな面、実演の面が交互に現れ、長いページに呼吸が生まれます。
学ぶこと
ページ全体を均等に埋めず、集中と休憩を交互に置く。
真似しないこと
すべてのセクションを見せ場にしない。
03 / EXPERIENCE

体験へ重心を置く

「できます」と説明するより、できる瞬間を見せる。プロダクトの価値を画面そのものが証明している例です。

Linear公式サイトの画面キャプチャ
linear.app

11

Linear

選んだ理由
速度や精密さを、動きの感触として伝える。
良さの仕組み
モーション、光、実画面が同じ「速く静か」という印象を共有します。
学ぶこと
動きは、伝えたい性質を実演するときだけ使う。
真似しないこと
暗色、ぼかし、光彩だけで未来感を作らない。
Framer公式サイトの画面キャプチャ
framer.com

12

Framer

選んだ理由
サイト自体が、製品で作れる表現のデモになっている。
良さの仕組み
文章の前に、編集、動き、公開後の見え方を触れる形で見せます。
学ぶこと
説明文の一部を、本物の操作や結果へ置き換える。
真似しないこと
動く要素を増やすことを、体験設計だと思わない。
Pitch公式サイトの画面キャプチャ
pitch.com

13

Pitch

選んだ理由
B2Bの機能紹介を、完成物の魅力へ変換している。
良さの仕組み
UI部品ではなく、実際に作れるプレゼンの見え方を主役にします。
学ぶこと
ツールではなく、そこから生まれる成果を見せる。
真似しないこと
スクリーンショットを傾けて並べるだけで実演した気にならない。
Superhuman公式サイトの画面キャプチャ
superhuman.com

14

Superhuman

選んだ理由
「速い」を性能表ではなく、使う人の感覚として見せる。
良さの仕組み
コピー、切り替えのテンポ、プロダクト画面が同じ速度感を作ります。
学ぶこと
抽象価値は、言葉・動き・画面のリズムを揃える。
真似しないこと
機能名や秒数を並べるだけで、速さが伝わると思わない。
Airbnb公式サイトの画面キャプチャ
airbnb.com

15

Airbnb

選んだ理由
検索機能より、旅を想像する感情へ重心を置く。
良さの仕組み
入力欄、写真、場所の言葉が一続きになり、探す行為が旅の入口になります。
学ぶこと
機能の前後にある感情まで含めて操作を設計する。
真似しないこと
大きな写真を置くだけで、感情的な体験になったと思わない。
04 / CHARACTER

人格へ重心を置く

AIは整列が得意です。しかし、サイトを覚えてもらうには、そのブランドでなければ選ばない言葉、写真、間が必要です。

Arc公式サイトの画面キャプチャ
arc.net

16

Arc

選んだ理由
プロダクトの癖を隠さず、違いとして見せる。
良さの仕組み
色や言葉は個性的でも、情報の骨格は整列と反復で支えています。
学ぶこと
個性を出す場所と、普通に使いやすくする場所を分ける。
真似しないこと
すべての部品を変形させて、使い方まで独自にしない。
Dropbox公式サイトの画面キャプチャ
dropbox.com

17

Dropbox

選んだ理由
安心感が必要なサービスに、人の作業と創造性を残す。
良さの仕組み
機能だけでなく、誰が何を作るために使うかを写真と言葉で補います。
学ぶこと
信頼は無機質さではなく、使う場面の具体性からも作れる。
真似しないこと
イラストや原色を足すだけで、人間味を演出しない。
Medium公式サイトの画面キャプチャ
medium.com

18

Medium

選んだ理由
文章へ重心を置きながら、サービスの人格も残す。
良さの仕組み
文字サイズ、行長、著者情報の順序が、読む行為を中心に組まれています。
学ぶこと
文章のページでは、装飾より先に読む速度と行長を決める。
真似しないこと
セリフ体と黒線だけを借りて、読みやすさの検証を省かない。
Patagonia公式サイトの画面キャプチャ
patagonia.com

19

Patagonia

選んだ理由
商品ではなく、ブランドが守る価値観へ重心を置く。
良さの仕組み
写真、記事、商品が同じ姿勢を語り、企業の主張と販売が分離しません。
学ぶこと
「何を売るか」と同じ強さで「なぜ続けるか」を設計する。
真似しないこと
社会的な言葉を借りるだけで、行動の根拠を欠かない。
スタジオジブリ公式サイトの画面キャプチャ
ghibli.jp

20

Studio Ghibli

選んだ理由
現代的なSaaSの平均形に寄せず、長年の人格を優先する。
良さの仕組み
作品、ニュース、言葉の置き方に固有の空気があり、別ブランドへ置換できません。
学ぶこと
最適化で消してはいけない「その人らしさ」を先に決める。
真似しないこと
古さや不揃いさ自体を、個性として正当化しない。

審美眼とは、平均からずらす理由を持つこと

  1. 画面の重心を一つ決める。 コピー、写真、操作、思想のどれを先に見せるか。
  2. 参考を言葉にする。 「好き」ではなく、何が、なぜ効いているかを書く。
  3. 表面と仕組みを分ける。 色や角丸ではなく、その形になった判断を持ち帰る。
  4. 比較する。 AIへ一案を完成させず、重心だけ変えた案を並べさせる。
  5. 最後は自分で捨てる。 平均的に正しい要素を一つ消し、意図を強くする。
平均的に整ったSaaSデザインを完成させないでください。 まず、このページの重心候補を「コピー・写真・操作・思想」から3案出してください。 各案で、強くするもの、弱くするもの、捨てるものを決めてください。 参考サイトからは見た目ではなく、判断を3つだけ借りてください。 最後に、なぜその重心を選んだのかを1行で説明してから実装してください。

サイトのデザインやURLは変わります。2026年8月25日に公式URLを確認。自動取得で正しい画面を取得できなかったAesop、Medium、Patagoniaは、案内表示を閉じた公式トップを実ブラウザで撮影。Patagoniaは稼働中の欧州公式入口へリンクしています。

1件のコメント

  1. AIっぽくない参考、保存しました。配色と余白の使い方が特に勉強になります。スライド作るときはHaviを使うことが多くて、文章を貼るとレイアウトと画像を自動で組んでくれるので、あとは微調整するだけで済みます。www.havi.ai

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