サイトを運営する上でGA4のエンゲージメント率とエンゲージメントセッション数という言葉を理解していたほうが良いと思ったので自分のためにメモしています。
みなさまにも参考になれば幸いです。
[GA4] エンゲージメント率と直帰率 – アナリティクス ヘルプ
https://support.google.com/analytics/answer/12195621?hl=ja&sjid=11135480746418455473-AP
上記のサイトが公式のヘルプなのでそれを参考にエンゲージメント率やエンゲージメントセッション数とはなにか?直帰率との違いを理解していこうと思います。
[GA4] エンゲージメント率と直帰率
エンゲージメント率と直帰率の指標を使用して、ウェブサイトまたはアプリのエンゲージメントを測定します。ブログをやっている人ならウェブサイトを1つの指標として調べます。
この指標について
エンゲージメント率と直帰率は、ウェブサイトまたはアプリのユーザー エンゲージメントを測定して分析できる、Google アナリティクスの重要な指標の1つです。
どちらもエンゲージメント セッション数に基づいて定義されます。セッションとは、ユーザーがウェブサイトまたはアプリを操作している間のことです。
エンゲージメント セッションとは
- 10秒以上継続したセッション
- コンバージョンイベントが発生したセッション
- 2ページ以上の閲覧が発生したセッション
エンゲージメント率とは
ウェブサイトまたはモバイルアプリにおけるエンゲージメント セッションの割合です。
その反対が直帰率で、エンゲージメントが発生しなかったセッションの割合です。
つまりエンゲージメント率を使用すると、ウェブサイトまたはアプリへのアクセスのうち、なんらかの形で有意義なエンゲージメントに結び付いたものの割合を測定できます。
離脱率とエンゲージメント率の違い
正確に理解するためには、離脱率とエンゲージメント率の定義と意味を考慮する必要があります。
離脱率(Churn Rate)は、特定の期間内に離脱した顧客やユーザーの割合を示します。一般的には、特定のサービスやプロダクトを利用していたユーザーが退会したり、解約したり、アクティビティを停止したりすることを指します。離脱率は、既存の顧客やユーザーの維持やリテンションに関する指標として使用されます。離脱率が高い場合、顧客やユーザーの喪失やビジネスの潜在的な問題を示す可能性があります。
一方、エンゲージメント率(Engagement Rate)は、特定の期間内にユーザーや顧客が関与している割合を示します。エンゲージメントは、ユーザーが特定のアクションを実行したり、コンテンツに参加したり、相互作用したりすることを指します。エンゲージメント率は、ユーザーの関与や応答度合いを測定するための指標です。高いエンゲージメント率は、ユーザーの関心や忠誠度の高さを示す可能性があります。
したがって、離脱率とエンゲージメント率は、異なる指標であり、逆の関係ではありません。離脱率はユーザーの喪失を示し、エンゲージメント率はユーザーの関与を示します。ただし、ユーザーが関与している場合はエンゲージメント率が高くなり、ユーザーが関与していない場合は離脱率が高くなる可能性があります。
サンプル問題
問題
ユーザーがウェブサイトにアクセスして、コンテンツを 10 秒未満閲覧してからウェブサイトを離れたとします。ウェブサイトを閲覧している間、イベントがトリガーされたり、ユーザーが他のページにアクセスしたりすることはありませんでした。
引用元: [GA4] エンゲージメント率と直帰率 – アナリティクス ヘルプ
この場合エンゲージメントセッションになるでしょうか?
答え
ユーザーがエンゲージメント セッションのいずれの条件にも一致しない(セッションが 10 秒未満で、コンバージョン イベントが発生しておらず、2 回以上のページビューまたはスクリーン ビューも発生しなかった)ため、エンゲージメント セッションとしてはカウントされません。これがウェブサイトで唯一のセッションだった場合、エンゲージメント率は 0%、直帰率は 100% となります。
つまり
エンゲージメントセッションではないということです。
エンゲージメントセッション
エンゲージメントセッションはエンゲージメントしているセッションのみの数値です。エンゲージメントしていないユーザに対してどのようにマーケティング施策を打つことができるかを考えるのは良いことだと思います。
ひとこと
エンゲージメント率やエンゲージメントの定義がわかるとサイト改善の指標として使えそうですね。
今までセッションやユーザーで考えていたものをユーザーとエンゲージメント率をみながらどのデバイスでどのURLでエンゲージメントが下がっているのかを深掘りしていくのは、サイトの良い改善案だと思います。
エンゲージメント数をを増やすための努力がサイトの価値を高めるのは明らかです。
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