来訪神がどれもかわいいのでそれぞれの簡単な特徴と動画をまとめました。
第13回ユネスコ無形文化遺産保護条約政府間委員会において、「男鹿のナマハゲ」を含む全国の来訪神行事10件が「来訪神:仮面・仮装の神々」としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。
地域の結びつきや世代を超えた交流を深める絆の役割を果たし、伝承されてきたことが世界的に評価されました。
来訪神行事「男鹿のナマハゲ」ユネスコ無形文化遺産登録! – 男鹿市ホームページ
http://www.city.oga.akita.jp/index.cfm/14,18976,174,html
来訪神とは
季節の変わり目に異世界からの神に扮(ふん)した住民が家々を巡り、災厄を払う民俗行事。
ユネスコの無形文化遺産に登録された来訪神はこの10神
「男鹿(おが)のナマハゲ」(秋田県)
「甑島(こしきじま)のトシドン」(鹿児島県)
「吉浜(よしはま)のスネカ」(岩手県)
「薩摩硫黄島のメンドン」(鹿児島県)
「米川(よねかわ)の水かぶり」(宮城県)
「遊佐(ゆざ)の小正月行事」(山形県)
「能登のアマメハギ」(石川県)
「見島(みしま)のカセドリ」(佐賀県)
「悪石島(あくせきじま)のボゼ」(鹿児島県)
「宮古島のパーントゥ」(沖縄県)
「男鹿(おが)のナマハゲ」(秋田県)

なまはげは、男鹿半島周辺で行われてきた年中行事、あるいはその行事において、仮面をつけ藁の衣装をまとった神の使い(来訪神)を指す。
なまはげ – Wikipedia
なまはげ動画
「甑島(こしきじま)のトシドン」(鹿児島県)

毎年12月31日(大晦日)の夜、家々を訪れる祝福の神様です。
甑島のトシドン – こころ | 薩摩川内観光物産ガイド
下甑の各地では、トシドンは天空や高い山や岩の上から、首のない馬に乗ってくると言われています。
シュロの皮やソテツの葉などを使い、鼻の長い恐ろしい顔をしたトシドンが、3歳~8歳の子どもがいる家々を訪れ、外から「おるか、おるか、○○はおるか!来て障子を開けー!」と言って家に入ります。
トシドン動画
「吉浜(よしはま)のスネカ」(岩手県)

伝統行事「吉浜のスネカ」が春を告げる | オピニオンの「ビューポイント」
吉浜のスネカ(よしはまのすねか)は、岩手県大船渡市三陸町吉浜(旧・気仙郡三陸町吉浜)で、毎年1月15日に行われる恒例行事。数年前までは地元青年団や有志が行っていたが、後継者不足を懸念して保存会が結成され、2004年(平成16年)2月16日には重要無形民俗文化財に指定された。
吉浜のスネカ – Wikipedia
吉浜のスネカ動画
「薩摩硫黄島のメンドン」(鹿児島県)

旧暦8月1日と2日の両日にかけて鹿児島郡硫黄島・硫黄権現(熊野神社)に奉納した後、集落の各所を踊ってまわります。
硫黄島 八朔太鼓踊り (鹿児島県指定無形民俗文化財) | 鹿児島県三島村
矢旗を背負い、鉦叩きと称される唄い手とそれを囲む十名の若者たちが太鼓を叩きながら掛け声とともに踊る勇壮な伝統行事です。
にぎやかに踊り終わったところで、仮面神「メンドン」が現れ、手にした神木で暴れ回り悪霊を祓います。
メンドンの動画
「米川(よねかわ)の水かぶり」(宮城県)

この行事は毎年2月の初午の日に五日町の男子によって行われる奇祭である。
米川の水かぶり | 米川・里山だより
宿の菅原家で藁の五三(しめ)縄(なわ)を各自で作り、裸に三本巻き付け頭には藁の冠をかぶり顔に炭をぬった男たちは、一斉に宿を出て大慈寺の火伏せの神である秋葉山大権現に参拝、これで初めて神の使いに化身する。
米川の水かぶりの動画
「遊佐(ゆざ)の小正月行事」(山形県)

1月6日『アマハゲ見学バスツアー』参加者募集中!! | 遊佐鳥海観光協会|山形県遊佐町
https://www.yuzachokai.jp/topics/14408.html
怠惰を戒める国指定重要無形民俗文化財「アマハゲ」
遊佐の小正月行事(アマハゲ)/滝ノ浦地区:やまがたへの旅/山形県観光情報ポータルサイト
遊佐町の北端の海岸側の地域に伝わる行事です。
国の重要無無形民俗文化に指定されています。
小正月行事にはアマハゲと鳥追いがありますが、鳥追いは行われなくなっています。
アマハゲは秋田の「なまはげ」とよく似た行事です。
起源はどちらも一緒らしいと言われていますが、遊佐町では「アマハゲ」と言います。
「能登のアマメハギ」(石川県)

https://www.hokurikushinkansen-navi.jp/pc/news/article.php?id=NEWS0000013550
あまめはぎは、石川県の輪島市や鳳珠郡能登町に伝わる伝統行事。能登のアマメハギという名称で1979年重要無形民俗文化財に指定された。また伝承の途絶えていた新潟県村上市でも、2005年に保存会が発足し、行事が復活した。
ウィキペディア
アマメハギの動画
「見島(みしま)のカセドリ」(佐賀県)

https://omatsurijapan.com/picture/512
見島のカセドリは、佐賀市蓮池町の見島地区で小正月に行なわれる来訪神行事。 350年以上も伝わるといわれ、2002年2月20日に重要無形民俗文化財に指定されている。2016年には「来訪神:仮面・仮装の神々」のひとつとして国連教育科学文化機関の無形文化遺産への登録が提案された。
ウィキペディア
カセドリの動画
「悪石島(あくせきじま)のボゼ」(鹿児島県)

http://www.tokara.jp/profile/gaiyou/akuseki/
ボゼは、鹿児島県トカラ列島の悪石島に伝わる来訪神行事である。奇祭として知られている。
ウィキペディア
ボゼの動画
「宮古島のパーントゥ」(沖縄県)


https://pinooblog.com/miyakojima-tourism/events/pa-ntonn
パーントゥは、沖縄県宮古島市の宮古島で行われる厄払いの伝統行事。仮面をつけた来訪神パーントゥが集落を回って厄をはらう。平良島尻と上野野原の2地区で行われているが、両地区で内容は異なっている。
ウィキペディア
パーントゥの動画
神々たちをまとめてみた感想
どの神様も子どもたちが泣き叫び。少し笑える面白い祭りばかりでした。実際は怖いんだろうなー。これがユネスコの無形文化遺産に残ってよかったよ。
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